読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

東日本大震災6 友人の葬儀

2012-02-25 17:56:05 | 日々雑感
本日は、津波で亡くなった友人の葬儀が行われたので、南三陸町に行ってきた。

生憎の大雪で、遠くからくる友人たちは通常1時間半のところ高速道路が軒並み通行止め、一般道は交通事故多発のため4時間前後を要して参列した。

私は、途中で交通事故のため道路が封鎖されてしまい、ギリギリで間に合った。

そういえば、亡くなった友人の雪にまつわる事件があったなあ、と思いだし、この雪は彼が降らせているのかと、めぐりあわせにしみじみとした。

彼は、南三陸町役場の職員で、あの防災庁舎で流され行方不明となった。
いまだに見つかってはいないのであるが、家族は踏ん切りをつけたのだと思う。

まったく理不尽な話である。
怒りとか、悔しさとかは、自分で飲み込まなければならない。

今度の震災では大きな被害がでて、多くの人が亡くなった。
みんな、自分で飲み込んでいるんだと思うと、なおさらやるせなくなる。

ただ、飲み込んでしまって、我慢してしまって、下を向いているだけでは、やっぱり駄目なんだ。

「乗り越える」とか「明日を目指して」とかいろいろと自分を励ます言葉は多いけど、時々は、悲しみになき、悔しさに怒らなければならない。
そして、ただ手を合わせるだけだ。

今日は彼を想い出し、悲しみや悔しさを噛みしめ、遺影・位牌に手を合わせた。
行方不明になってから、覚悟はしていたものの、やっと今日で区切りがついた。

彼を決して忘れない!
なんて言わないけれど、折に触れ思いだし、想いだしたときは、てを合わせることにしようと思っている。

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