鯨統一郎の「女子大生 桜川東子(さくらかわはるこ)」シリーズである。
このシリーズは、渋谷区にある「森へ抜ける道」というバーで繰り広げられる、事件の謎解きの物語である。
このバーは、マスター島が日本酒をワイングラスでに注いで飲ませる。
その常連が、元刑事で今は私立探偵の工藤(彼がこの物語の語り手である)と山内の二人である。
マスターを加えてこの3人が「ヤクドシトリオ」として、実にバカバカしい話をしている。
時々、私も思うのであるが、酒の席で、しかも気の置けない者たちと飲んでいるときの会話は、実にバカバカしく幼稚なものではないだろうか。
年相応の深いいい話をしていたいのだが、絶対にばかばかしい話をしているに違いないと思うのである。
従って、このヤクドシトリオがバカな話をしているのを、時として「ほほえましく」思うのである。
さて、このバーにはもう一人常連がいる。
というか、工藤と山内は、毎週金曜日の夜7時に、この常連、女子大生の桜川東子がやってくるから、この店に通っているのである。
桜川東子は、ヤクドシトリオのバカな話は一切無視しているが、そのバカな話の延長にある「事件」について興味を向ける。
そして、その事件の謎を解くのである。
今回は、このレギュラー4人に加えて、23歳のOL「坂東いるか」が加わった。
彼女は、大の歌舞伎好きである。
というようなことから、今回の第4弾のシリーズは、事件を歌舞伎の演目に見立てて解いていくのである。
①笑う女殺油地獄
②笑う曽根崎心中
③笑う白波五人男
④笑う勧進帳
⑤笑う忠臣蔵
⑥笑う娘道成寺
の6話である。
前までのシリーズでは、事件の見立てが「童話」「日本昔話」「ギリシャ神話」であったので、何とか追いかけていけたのであったが、今回の歌舞伎はあまり知らないので、ついていくのに苦労した。
ということで、今回はどちらかといえば「バカな話」のほうがメインで読んでいたような気がする。
それにしても、酒を飲んでバカな話をするというのは、いいものである。
その「バカな話」ができる飲み友達とは近頃とんとご無沙汰であることが寂しい。
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このシリーズは、渋谷区にある「森へ抜ける道」というバーで繰り広げられる、事件の謎解きの物語である。
このバーは、マスター島が日本酒をワイングラスでに注いで飲ませる。
その常連が、元刑事で今は私立探偵の工藤(彼がこの物語の語り手である)と山内の二人である。
マスターを加えてこの3人が「ヤクドシトリオ」として、実にバカバカしい話をしている。
時々、私も思うのであるが、酒の席で、しかも気の置けない者たちと飲んでいるときの会話は、実にバカバカしく幼稚なものではないだろうか。
年相応の深いいい話をしていたいのだが、絶対にばかばかしい話をしているに違いないと思うのである。
従って、このヤクドシトリオがバカな話をしているのを、時として「ほほえましく」思うのである。
さて、このバーにはもう一人常連がいる。
というか、工藤と山内は、毎週金曜日の夜7時に、この常連、女子大生の桜川東子がやってくるから、この店に通っているのである。
桜川東子は、ヤクドシトリオのバカな話は一切無視しているが、そのバカな話の延長にある「事件」について興味を向ける。
そして、その事件の謎を解くのである。
今回は、このレギュラー4人に加えて、23歳のOL「坂東いるか」が加わった。
彼女は、大の歌舞伎好きである。
というようなことから、今回の第4弾のシリーズは、事件を歌舞伎の演目に見立てて解いていくのである。
①笑う女殺油地獄
②笑う曽根崎心中
③笑う白波五人男
④笑う勧進帳
⑤笑う忠臣蔵
⑥笑う娘道成寺
の6話である。
前までのシリーズでは、事件の見立てが「童話」「日本昔話」「ギリシャ神話」であったので、何とか追いかけていけたのであったが、今回の歌舞伎はあまり知らないので、ついていくのに苦労した。
ということで、今回はどちらかといえば「バカな話」のほうがメインで読んでいたような気がする。
それにしても、酒を飲んでバカな話をするというのは、いいものである。
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