雑誌に連載していた、元アイドルへのインタビュー、である。
本書にはその中から16人の元アイドルへのインタビューが掲載している。
で、この元アイドル、私知らない人もいる。
20年位前のアイドルである。
インタビューアーの吉田豪が私より一回り強年下なので、そのような現象になるんだと思う。
さて、このアイドルたちの話すことがすごい。
赤裸々、真正直、隠し事なし、といえばそうなのだが『なんだかなあ』という思いも強いのである。
こんなことまで話してどうなるのさ、とも感じるのである。
近頃「品格」というコトバが数多く出回っているが、日本人が変わってきたという一つの証になっているようなインタビューである。
年若き或いは幼いアイドルを一人前に育てようとはせず、最初から「商品」としていかに売るか、ということに腐心する業界人たち。
そのなかでしたたかに生き、時には人間不信になるアイドルたち。
楽しければいい、儲かればいい、ということが人生において最大の目的になってしまった日本が、このインタビューから見えてくる。
そのようなことを意図としてインタビューをしたわけではないだろうが、結果としてそのようになってしまった。
現代日本の多くの問題の底にあるものが描かれているのではないだろうか。
楽しく読めるんだろうなあ、と思って読んだら、不機嫌になってしまった。
ゆえに、一読を薦めたい。
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本書にはその中から16人の元アイドルへのインタビューが掲載している。
で、この元アイドル、私知らない人もいる。
20年位前のアイドルである。
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さて、このアイドルたちの話すことがすごい。
赤裸々、真正直、隠し事なし、といえばそうなのだが『なんだかなあ』という思いも強いのである。
こんなことまで話してどうなるのさ、とも感じるのである。
近頃「品格」というコトバが数多く出回っているが、日本人が変わってきたという一つの証になっているようなインタビューである。
年若き或いは幼いアイドルを一人前に育てようとはせず、最初から「商品」としていかに売るか、ということに腐心する業界人たち。
そのなかでしたたかに生き、時には人間不信になるアイドルたち。
楽しければいい、儲かればいい、ということが人生において最大の目的になってしまった日本が、このインタビューから見えてくる。
そのようなことを意図としてインタビューをしたわけではないだろうが、結果としてそのようになってしまった。
現代日本の多くの問題の底にあるものが描かれているのではないだろうか。
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