ビックコミックオリジナルで、この物語を原作として「名探偵・英玖保嘉門の推理手帳」として日本に置き換えて連載をしている。画は星野泰視。
で、これを読んでいて「イライラ」してきたのである。
一つは、1カ月に2話しか進まないこと。
もう一つは、日本版にしたことで生じる違和感。どこがどうとは言えないのだが、なんだか、なんだよなあ。
というわけで、原作を読んだのである。
そもそも、アガサ・クリスティーの物語のトリックは、よく言えば奇想天外、悪く言えば「ずるい」のである。
まあ、トリックという言葉の意味が「ごまかし」「ぺてん」「詭計」なのであるから、まあ仕方ないとは思うけど、釈然としない部分がある。
ABC殺人事件のトリックは、読む前から何かで知っていたので、さてどのように物語を展開させるのだろうか、というところが興味。
漫画では、そのトリックを隠すためなのか、いかにも、というくらいに描き込まれている。
まあそれでも、原作と同じようにポアロ(英玖保)は、この殺人は続くといっているのだが・・・
この物語の特徴は「連続殺人」で、その被害者の名前の頭文字が、A‐B-Cと続いていくこと。
しかし、3人の被害者の接点もなく、共通点もない。
それなのに、これは連続殺人であると断定するのはいかがなものかと思うのであるが、物語の視点がポアロ側にあるので、仕方ないか。
というところが、この物語(というか探偵推理小説全体)のトリックなのである。
この大きなトリックの上に、アガサのずるいトリックがのっかるので、物語は複雑に進展する。
しかも、この物語の記述が、ヘイスティングスのものとそうでない部分に分かれていることも、私にとっては複雑さを増している。
で、ですね、種明かしが、複雑さはいったい何だったのだろうか、と思ってしまうような、ガッカリ系だったのであります。
そういうもんだよ、とおっしゃる方もいらっしゃるだろうし、いやいやそういうところがアガサなのだよ、とおっしゃる方もいらっしゃるだろう。
でも、私は、なんだかガッカリしたのである。
漫画のほうもすでに犯人は名指しされた。
でも、感動しないのである。
というわけで、別なものを読んでみようかと・・・
ちなみに、私はNHKBSの「名探偵ポアロ」とか「ミス・マープル」は大好きで見ているのであります。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
で、これを読んでいて「イライラ」してきたのである。
一つは、1カ月に2話しか進まないこと。
もう一つは、日本版にしたことで生じる違和感。どこがどうとは言えないのだが、なんだか、なんだよなあ。
というわけで、原作を読んだのである。
そもそも、アガサ・クリスティーの物語のトリックは、よく言えば奇想天外、悪く言えば「ずるい」のである。
まあ、トリックという言葉の意味が「ごまかし」「ぺてん」「詭計」なのであるから、まあ仕方ないとは思うけど、釈然としない部分がある。
ABC殺人事件のトリックは、読む前から何かで知っていたので、さてどのように物語を展開させるのだろうか、というところが興味。
漫画では、そのトリックを隠すためなのか、いかにも、というくらいに描き込まれている。
まあそれでも、原作と同じようにポアロ(英玖保)は、この殺人は続くといっているのだが・・・
この物語の特徴は「連続殺人」で、その被害者の名前の頭文字が、A‐B-Cと続いていくこと。
しかし、3人の被害者の接点もなく、共通点もない。
それなのに、これは連続殺人であると断定するのはいかがなものかと思うのであるが、物語の視点がポアロ側にあるので、仕方ないか。
というところが、この物語(というか探偵推理小説全体)のトリックなのである。
この大きなトリックの上に、アガサのずるいトリックがのっかるので、物語は複雑に進展する。
しかも、この物語の記述が、ヘイスティングスのものとそうでない部分に分かれていることも、私にとっては複雑さを増している。
で、ですね、種明かしが、複雑さはいったい何だったのだろうか、と思ってしまうような、ガッカリ系だったのであります。
そういうもんだよ、とおっしゃる方もいらっしゃるだろうし、いやいやそういうところがアガサなのだよ、とおっしゃる方もいらっしゃるだろう。
でも、私は、なんだかガッカリしたのである。
漫画のほうもすでに犯人は名指しされた。
でも、感動しないのである。
というわけで、別なものを読んでみようかと・・・
ちなみに、私はNHKBSの「名探偵ポアロ」とか「ミス・マープル」は大好きで見ているのであります。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」を運営しております、和氣と申します。
貴ブログを拝読し、ぜひ本が好き!にもレビューをご投稿いただきたく、コメントさせていただきました。
本が好き!:http://www.honzuki.jp/
こちらのサイトでは、選ばれたレビュアーの方が本をもらえるようになる「献本サービス」を行っています。レビューをご投稿の上ご連絡いただけましたら、通常は審査を通過した方のみ申し込み可能な献本に、すぐご応募いただけるようにいたします。
1.会員登録
こちらのフォームよりご登録ください。
http://www.honzuki.jp/user/user_entry/add.html
2.書評投稿
書籍を検索し【書評を書く】ボタンよりご投稿ください。
3.ご報告
貴ブログ名をご記載の上、こちらのフォームよりご報告ください。
http://www.honzuki.jp/about/inquiries/user/add.html
名前の通り「本好き」の方がたくさん集まって、活発にレビューを投稿して交流をされているサイトですので、よろしければぜひ一度ご訪問いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。