岩井志麻子の小説も出てくるヒロインは、あまり好きになれない。
というか、好きになるとあるいはそばによるとマズイことになりそうである。
そういうヒロインを文字の上から眺めることは楽しい。
自分の身に何も降りかかるものがないからである。
今回のヒロインもそういう人である。
韓国のタルドンネという貧民街に生まれた林珍英(イム・ジムヨン)がヒロインである。彼女の祖父は「色の黒いアメリカ兵」で彼女(ヨンア)も黒いヨンアと呼ばれた。そして彼女はスタイルがよい。
ヨンアは貧しさから脱出しようとした。
そしてイロイロなことをしたのだが・・・。
ヨンアにはなんというか同情はするが「ちょっとなあ」という気分のほうが大きい。貧乏から脱出しようというすごく強い上昇志向には感心する、そしてその行動力にも。
しかし、その方向性がヘンなのである。
そっちに行くか?!みたいな
岩井志麻子の小説の後味の悪さは「クセ」になる。
「あーあ」という気分で読み終わるのだが、次に岩井志麻子の名前を見るとまた読んでしまうのである。
ところで、題名の「美しい名を持つ悪い所」とはヨアンの故郷「タルドンネ」、日本語では「月の町」というのだそうだ。
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というか、好きになるとあるいはそばによるとマズイことになりそうである。
そういうヒロインを文字の上から眺めることは楽しい。
自分の身に何も降りかかるものがないからである。
今回のヒロインもそういう人である。
韓国のタルドンネという貧民街に生まれた林珍英(イム・ジムヨン)がヒロインである。彼女の祖父は「色の黒いアメリカ兵」で彼女(ヨンア)も黒いヨンアと呼ばれた。そして彼女はスタイルがよい。
ヨンアは貧しさから脱出しようとした。
そしてイロイロなことをしたのだが・・・。
ヨンアにはなんというか同情はするが「ちょっとなあ」という気分のほうが大きい。貧乏から脱出しようというすごく強い上昇志向には感心する、そしてその行動力にも。
しかし、その方向性がヘンなのである。
そっちに行くか?!みたいな
岩井志麻子の小説の後味の悪さは「クセ」になる。
「あーあ」という気分で読み終わるのだが、次に岩井志麻子の名前を見るとまた読んでしまうのである。
ところで、題名の「美しい名を持つ悪い所」とはヨアンの故郷「タルドンネ」、日本語では「月の町」というのだそうだ。
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