前日、11日の日没から3月12日の朝まで待つ。
東の空は白みはじめ、とうとう夜明けを迎えようとする午前6時の少し前に、それは突然やって来た。
火口からバラバラと赤いものが舞い始め、その勢いはMAXに達して火口の外へと飛び出してくる。
大抵は、ここで終わる‥ はず。
でも、終わらない。
いや、それどころか勢いを増している。
おい!ちょっと待てよ。
なんて、気持ちの中で叫ぶ。
でも、火口からは次々と赤く焼けた噴石が飛び出してくる。
このところ桜島は膨張を続け、何時、規模の大きな噴火をしても何ら不思議ではないと言ってるし…
そんなこんなでシャッターを押しながら、このままで良いの?って、ちよっとだけ焦り始める。
そして…
最初の爆発から6分後に撮影したものが、この画像。
まだ、火口には赤いモノが写っているものの、ピーク時から比べると終息していると言える… かな?。
そして、この爆発が夜明けでなければって考えると… ねぇ。
でも、逆に考えると…
こんな時間帯でカメラを火口に向けているヤツは、そんなには居ないだろうから、ある意味、こんな画像も貴重なのかもしれない。
ちなみに、先にUPした火山礫は、この一連の爆発で落下したものと考えられる。
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気象庁発表
桜島/AM5:17/爆発
通算170回目(年間)
有色噴煙/火口上2.400m/海抜10.500FT
そして、これに気を良くしたお馬鹿さんは、その夜も頑張る。
でも、柳の下のドジョウは多くはないわけでして…
結局は、こんな一発で終わり。
しかーし、この後は、これまで噴いていた噴煙も収まり桜島は静かに…
もしかして、前日の朝に来た爆発の再来か?
そう思うと、帰宅予定時間を押したとしてもギリギリまで待ちたい。
その甲斐あってか、午前0時を少し過ぎた時に、この一発を拝む事ができた。
まぁ、初日は少しだけ痛い目にあったけど、最終的に、これだけ拝めれば、もう十分。
と、言う事で、この一発を最後に鹿児島を後にしました。