
前日から暇を見つけてはピンバイスの固定した昆虫針と実体双眼顕微鏡を駆使ししてチマチマとクリーニング作業をやっていたディプロミスタス(
Diplomystus dentatus)の化石。
魚の細くて細かい骨を壊さないように神経を集中させて、慎重に覆っている余分な部分を取り除くのですが、それでも、ちょっとした気の緩みっていうか、力加減で細い骨なんかは壊してしまうことも・・・
そんな時は、粘性の弱い特殊な接着を何度も浸透させながら補修し、また、チマチマとした作業を繰り返します。
で・・・
その地味な作業も、とうとう終わりを迎え綺麗な標本へと変身しました。

ちなみに最初にUPしている画像が入手した時の化石で、下にUPしたものがクリーニング作業を終えたものです。
大きいもは大きいなりに大変なんだけど、こんな細かい化石のクリーニング作業も、それなりに大変なんですよ。