
あのぉ・・・
これは昆虫標本を作る方だけにしか分からない事なのですが、もし、上の画像のように展翅中の虫から展翅板へと油が移ったらどうします?
捨てる?
だって、油でテカテカになったような、こんな展翅板には次の虫は乗せたくないですからねぇ・・・
まぁ、お金があれば、こんな油が滲んだ展翅板なんてモノは直ぐにポイして、新しい展翅板を買っちゃいますけどね。
でも、そうもいかない人は・・・・

これね。
そう、良くカーショップなんかで売られているブレーキクリーナーやパーツクリーナー。
これってメタノールをベースにしたで親水性と親油性を両方の特性を持つていて、油を処理するには双方とも同様の働きをするのですが展翅板の中央には針刺し用の帯ペフが貼り付けてあるので樹脂を痛めにくいブレーキクリーナーをオススメします。

先ずは、一番上にUPしているように展翅板の溝にテッシュを詰めて、屋外にて斜め掛けしてブレークリーナーをシューー!って天板を流れるくらいかけてあげます。
この時にテッシュなどで天板を軽く拭き取るようにすると油除去が早くできるようです。
で・・・
この作業を2~3回繰り返すと油除去の作業は終了です。
あとは、自然に乾燥させてると・・・・

あら不思議、あれだけ油でテカっていた展翅板の天板は見事なまでに綺麗になりました。
どうですか?
このブレークリーナーって何度も使える上にワンコイン以下で買えますので、展翅板を買い替えるよりは遥かに安くできますから、板を捨てる覚悟があれば一度試してみるのも一つの手かも・・・
但し、あくまても自己責任の範囲でね。