ここにアップした画像は“えびのサービスエリア”に設置されている田の神さぁ(タノカンサァ)です。
この田の神さあの始まりは稲作振興を奨励するために薩摩藩が推奨して作らせた言う一説がありますが、この話って降って湧いたモノじゃなくて、何かしらの基があるんじゃないなぁ・・・ なんて思うんですよね。
ほら、良く「火の無い所に煙は立たぬ」なんて言うじゃないですかぁ・・・
そしてチェリーは九州縦貫道を走りながら考えたんですよぉ。
大山積神の娘である木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)と天照大神の孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)との間に生まれた三兄弟のことを・・・
木花咲耶姫が産屋に火を放ち、燃え盛る中で出産した長男は火照命(ホデリノミコト)。
そして、その中程で出産したのが火須勢理命(ホスセリノミコト)。
で、産屋の火が消えかかった頃に生まれたのが三男の火遠理命(ホオリノミコト)。
なんじゃ、その何とか言いう奴らは?って言わずに、もうちょっとだけ付き合って・・・
皆さんが良く知っている海幸彦と山幸彦の昔話があるじゃないですかぁ。
それって、この長男である火照命(ホデリノミコト)と火遠理命(ホオリノミコト)の話なんですよね。
要するにホデリノミコトが海幸彦で三男のホオリノミコトが山幸彦なんですぅ。
で、次男のホスセリノミコトは海と山の中間にあたる農耕の神という説もあるんだけど、このホスセリノミコトの名は出生時に出てくるだけで、その後の記述はなされてないんですよね。
だから・・・
もしかして、もしかすると、歴史にちょっと詳しい藩士の一人が歴史から消し去られた火須勢理命(ホスセリノミコト)を“田の神さぁ”として復活させるように殿様へ進言し、それが実行されたんじゃないのかなぁ・・・なんてね。
とは言え・・・
これは飽くまでもチェリーの空想話なんですけどね。