山からTakeoutしたサツマニシキの幼虫が営繭・・・・ いや、分かり易く言えば繭(マユ)を作り始めましたぁ。
しかーし、これは飼育下での話。
良く図鑑などでは、このサツマニシキの幼虫は画像のように食樹であるヤマモガシの葉を綴って蛹になると書かれていますが・・・・
これに関しては、はぁ?
って感じ。
記した人は実際に確認したんですかぁ?ってね。
何故かというと・・・・
これまで何年もかけて、このサツマニシキの観察を続けてきたけどヤマモガシの葉を丸めて蛹化した個体は1頭も確認してませんよーーーーーーーだ!。
ならば、いったい何処で蛹化してんだよ!
あのねぇ、芦田愛菜だよぉ!
じゃなかった・・・
あのねぇ、サツマニシキの幼虫は蛹化が近くなると足が弱くなるのです。
だから細い棒でお尻をチョンチョンと突くと、葉上に作った台座から落ちるんですよ。
もし、軽く突いて落ちなかったら、暫くは蛹化しないので Takeout はしない。
おっと、話が違ってきたぞ!
って事で、話を戻して・・・・
蛹化の頃を迎えると、足の弱ったサツマニシキの幼虫は糸を吐いてヤマモガシから蜘蛛みたいに ツーーーーーッと下りてくるんです。
※このブログにも画像と共にUPしていますので、過去のログを辿ってみてください。
そして、地上を徘徊しながら蛹化場所を探すのですが、ここで運悪く🐜蟻さんに見つかると・・・
だから、今の時期の発生地では徘徊中の幼虫に🐜蟻がたかって真っ黒になった蟻山が、あちらこちらで見られます。
そんでもって、これらからの障害から上手く逃れた幼虫だけが地上の落ち葉や石の窪み、或は角などを利用して蛹化しているんだなぁ。
これが真実!
最近はネットをググると多くの情報が溢れ、そこにある情報を知識として得ては自慢げに識者ぶってる連中も多い。
だから、コピペ論文なるものが問題視されている。
人が語った事を鵜呑みするのではなく、己が目で見て正しく理解する。
釈迦が羅漢に説いたとされる八正道の中の正見・・・ これを忘れてるんだよなぁ。