錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

ホタルの観察

2018年05月30日 | 昆虫・植物

予報では、今日の福岡県は『曇り時々雨』。
時々雨?
雨かぁ・・・・
でも降った?
ん・・・・
降ってねぇじゃん!
いや、それよりも前に丸い月が顔を出してるし・・・・
ならば、雨が降りだす前に朝飛のゲンジボタルでも観察に行っときますか?と丑三つ時の山へと出かけてきましたぁ。


でも、丑三つ時だと飛翔個体も少ない。
だから・・・・
そんな時は葉上に止まっているホタルの撮影会。


そして時は過ぎて午前4時を過ぎた頃になると、これまで休んでいたゲンジホタルが光りながら一匹・・・・ 二匹・・・・ と飛び始め日没後と変わらない飛翔を始めます。
しっかし、こんな時に限って満月ですかぁ・・・・
おまけに画像の中央には随分と昔に作られたと思われる石の樋門があって、一緒に写すと絵になるかなぁ?なーんて思っていたら結果としては邪魔なだけだった。
けど、この樋門には別の理由があったのです。
それは・・・


はい、ゲンジボタルの産卵シーンの撮影です。
と、言うのも・・・
石で作られた古い樋門だけに、その基部は苔生していてゲンジボタルの格好の産卵場所になっているのです。
って言うか・・・・
この産卵シーンが見られると言うことは、この地域で見られるゲンジボタルの発生は終わりに近いって事なんですよね。


で、苔の奥に産卵管を深く突っ込んで産卵しているゲンジボタルですが、良く見ると苔の隙間に産み付けられた卵を確認することができました。
※指で指示しているのがゲンジボタルの卵です。
そして、この卵から孵化した幼虫は誰から教えてもらう分けでもなく、自力で川の中へと移動してカワニナを餌に成長していくのです。

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