錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

ちょっと待てぃ!

2023年03月31日 | 両生・爬虫類
今日の福岡県南部は晴れ。
そして陽射しの下では初夏の様相。
こんにちは、錯乱坊の爺さんです。

いやぁ…
そんな陽気に誘われて、今日はカメさんランドの清掃です。
と、言うのも…
昨年の初冬に少しでも暖かく越冬できるようにと大量のワララをフカフカになるまでカメさんランドの中に敷き込んであげました。
そこで春を迎えた今日、その切ワラの撤去作業や床の天地返しとか水場の清掃をやってたんですね。
すると!
敷き込んだ切ワラの下から見覚えのある小さな塊が目に飛び込んだ。



えっ!?

え〰〰〰〰〰〰‼‼‼‼

マジかぁ!

いったい何処に隠れてた?
昨年の暮れに十分過ぎるくらい探したと言うのに… 何故に今?
いや、そんな事よりも、その小さな体で氷点下の中を良く生き抜いた!
そんでもって頑張ったな!
そんなこんなで昨年度分のセマルハコガメの回収数は5匹となりました。
そして!
恐らくだけど、今回の分と昨年末の子亀は恐らく♂
しっかし、こんなこともあるからセマルハコガメの回収は油断できません。

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クロツバメシジミ 2023.春 🦋

2023年03月31日 | 昆虫・植物

いやぁ… 
オマケみたいな記事になっちゃいましたが、一昨日は天草の地まで足を運んだのだからと第1化目となるクロツバメシジミを観察してきました。
そして、この天草の島々に生息するクロツバメシジミは九州沿岸・朝鮮半島亜種の個体群で後翅表面外縁の青いクサビ紋が発達するところが特徴の一つ。
この画像で分かるかなぁ?
で!
この地域のクロツバメシジミは中生代の白亜紀に堆積した姫浦層群の地層に自生するツメレンゲを食草に発生しているのですが、その場所が波打ち際近くということと姫浦層群の露頭が風化を受けやすいという事もあって食草が何かしら大きなダメージを受けた場合はツメレンゲだけでなくクロツバメシジミも消えてしまう…… かもしれない。
そんなクロツバメシジミですが、今年も元気に飛んでくれてました。

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変質流紋岩(リソイダイト)の露頭

2023年03月31日 | 石ころ

その昔、天草といえば木目調をし石であるリソイダイトが有名で、砥石や陶石の原料石材として知られていたのですが…
今では刃物の研ぎ手も少なくなって砥石としての需要も減ってしまいました。
いや、その前にリソイダイトって何ぞや?ってね。
それは…
むかーし、昔、その昔、地中深くから流紋岩が貫入した時に、その熱水作用によって絹雲母・電気石・石英のなどが生成されてできた石。
そして、その中でも天草のリソイダイトは別名『木目石』とも呼ばれ、岩石中の鉄分が酸化したものが年輪のように現れたもので、言い方を変えれば… 単なるシミ


で、一昨日は平日だと言うのにホテルも空きが無いし、行きつけのお店も定休日だったことから、その天草砥石を採掘している大矢野江樋戸の砕石場を訪ねてきたんてすね。
その名も澤村製砥所。
おまけに事務所に掲げられた大きな表札もリソイダイト製。
と、言うか…
このリソイダイトは加工がしやすく壁に貼る石材や、プレートを透かし彫りをしランプシェード としても利用されてたりするんだけど、砥石としての需要が無くなったがための苦肉の策 ってところでしょうか?


そして、この砥石に話を戻すと…
天草砥石には真っ白な備水(備水砥)と木目柄の天草(天草砥)があり、サンドペーパーに置き換えると800番程度。
要するに… 砥石を荒砥中砥仕上げ砥の3つに分けると、こちらの天草砥石は中砥ってところかな?
ただ、家庭で使う包丁とか農作業用の鎌とかであれは何の問題なく、この天草砥石一つで事足りる。
ただ、いくら時代の流れとは言え、需要の減少と安価な人工砥石(合成砥石)に押され天然の天草砥石が忘れ去られるのが惜しい気がする。

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