錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

罪の意識を感じない標本

2021年11月24日 | 昆虫・植物

昆虫など生き物の標本を作るには、そのものが持つ命に関わることがあり時として罪の意識を感じるときがある。
しかーし!
この標本は罪悪感は全く無い。
なにせ、これはクロイワツクツクというセミが脱ぎ棄てた抜け殻(表皮)ですからね。
そして、こんな抜け殻なんて虫屋さんからすると意味のないモノのようにも感じられますが、例えばミンミンゼミとアブラセミの終齢幼虫では何処が違うかご存じですか?
またクロイワツクツクとツクツクボウシとかでは?
※ちなみにミンミンゼミとアブラセミでは触覚に違いが見られます
そんな視点からすると抜け殻の標本も無駄なものではないと思うのですよね。
だからこそハブとの遭遇もあり得る中で、今年の春に日本最小と云われるイワサキクサゼミの抜け殻探しをやったのもご理解いただけるかと・・・ 

一見して無駄と思えるモノであっても、持つことで語る言葉に重みが加わる・・・ なんちゃって

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