化石ってパカーン!と割って、石からコロンと出てくることはない。
いや、モノによっては・・・・ たまにある。
けど、そんなことは極希な事例で大抵は専用のエアーチゼルやタガネなどを駆使して、周囲に纏わりつく石を剥がして化石本体を剥き出しにしてくんですよね。
ちなみに、この作業のことをクリーニングと言います。
そして今日も朝から天気に恵まれたことから気温が上昇した昼頃になって、昨日の化石をクリーニングすることにしました。
先ずは化石が石に埋没している方向を確かめながらセグメントカッターで切り込みを入れる。
それも少しずつ、少しずつ、慎重に・・・
そして、イケけるところは思いっきり大胆にカット・・・・
で不必要な部分を取り除くのですが・・・
そんな時に限ってドジを踏む。ww
それが証拠に、この直ぐ後に巻貝化石(オリゴプティクシス)は母岩からコロンと遊離した。
まぁ、こんなトラブルもあるさぁ!
だから、この遊離した化石は脇にでも置いといて・・・ おっ!
タイミング良く西表島のキバウミニナがあるじゃないですかぁ。
だから並べてみた。
そして、欠損した部分を合成して補ってみると・・・・・
いいねぇ!
ならば、この遊離した化石の欠損部分を石膏で補って展示に使いましょ!
まぁ、そんなこんなで今日の今日の作業は、これにて御終い。
次は暇をみつけて専用のエアーチゼルを用いた室内作業に移ります。