錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

黒曜石中のクリストバライト(方珪石)

2021年02月24日 | 石ころ
いやぁ・・・
このところ“石ころ”の話ばかりが続いています。
と、言うもの石は昆虫などの生き物に比べると四季の変化にも影響されないばかりか、例え雨が降ろうと雪だろうと全く関係なくオールシーズンで楽しめるので面白いんですよ。
そして、先週の始め頃だったか佐賀県伊万里市の腰岳で得た黒曜石を整理しいたところ、小さな二酸化ケイ素 (SiO2) の結晶であるクリストバライトのを見つけました。


ただ、このクリストバライトは決して珍しいものではなく、その産出場所によっては探さずとも普通に見られるものなのですがCherryのようにピカピカの黒曜石が大好きな者にとっては、あまり喜ばしいものではない。
そして、この程度の出現率からすれば長崎県佐世保市(針尾島)の黒曜石に比べると無いのに等しい。
とは言え・・・・
そんな針尾でも場所次第は綺麗な黒曜石がありますよ。


ただ 長野県諏訪郡下諏訪町の和田峠から得られる黒曜石に含まれるクリストバライトは他産地のものからすると比べ物にならない。
と、言うのも・・・・
この産地のものにはスノーフレーク呼ばれるほどの白いクリストバライトが帯状(層状)として入っているものがあり、ここにUPした黒曜石のようにクリストバライトが大量に含まれると別の意味で美しい。


そんでもって、👆これは北海道の紋別郡遠軽町で得られる黒曜石で、その中でも花十勝とか紅十勝と呼ばれていて黒と赤褐色の模様が美しい。


しかーし!
この地の黒曜石に含まれるクリストバライトはというと・・・・ でかい!
と言うのも・・・
スケールからも分かるかと思いますが 、その直径は2cmは超えている。
まぁ、そんなこんなで黒曜石の面白さは、そこに含まれるクリストバライトだけでなく・・・
今は赤石山などでの黒曜石採取はできません。


大分県東国東郡の姫島で得られる白いっていうかグレーから白っぽい色まであって黒い色をした黒曜石に比べると光を透過する。


まぁ、そんなこんなで・・・・
その地域地域で様々に変化する黒曜石はコレクション性が高くて知れば知るほど面白い。
ちなみに姫島の観音崎にある黒曜石も2007年7月26日に“国の天然記念物”に指定され、今では採取することはできません。

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