ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

URAL

2012年08月06日 | OVERLAND EXPO WEST 2012

URAL MOTORCYCLES

ロシアにあるこんなオートバイの会社を知っていましたか?

WWⅡ時代のBMW-R71をコピーして同モデルを現在も生産している。

世界最大のサイドカー付きモーターサイクルの会社である。

 

詳細は以下の説明です。(wiki より)

 IMZ・ウラルは第二次世界大戦にドイツ軍が使用していたBMW-R71型のコピーバイクが源流で、製造元のIMZ社もこの事実を認めている。IMZ社が最初期に製造した「ウラル」の名を冠する以前の車種であるIMZ-M72型や、その改良型から現在に至るまでの車種なども、基本的なエンジン設計はBMW-R71や、その後継車種BMW-R75水平対向二気筒エンジンの発展改良型である。

 IMZ社の製造する製品は、最新鋭のテクノロジーを駆使したスピードパワーを重視するオートバイというよりも、懐古主義的かつミリタリー指向の強いオートバイとして世界中から需要がある。

 

こちらがオリジナルなBMW

BMWの水平対向エンジンは高く評価された。

 

 ウラル・サイドカーの歴史は、そのままIMZ社の歴史でもあるといっても過言ではない。そしてその歴史は第二次世界大戦に端を発する。

 当時、ナチス・ドイツと対峙していた、スターリン率いるソビエト連邦は、ドイツの電撃作戦を目の当たりにし、自国の機甲軍団装備の劣勢を悟っていた。特に当時のソ連では軽車両のエンジン設計技術でドイツよりも数段劣っており、ドイツ機甲師団のような戦車などの大型戦闘車両に随伴できる軽車両は非常に少なかった。特に1939年第一次ソ・フィン戦争(冬戦争)によって、その機動力の強化を痛感し、斥候任務や士官移動用に性能の良いオートバイを求めるようになった。そして当時連合国で同盟国であったアメリカ合衆国ハーレーダビットソン社がR71を解析したXA型バイク[2]を少数製造したが、ハーレー社がV型エンジン開発に力を注いだため、水平型エンジンバイクの支援を待ち望んだソ連はそれをあきらめ、独自開発を行う事になった。しかし前記のとおり、当時のソ連の軽車両エンジンは旧式で、オートバイ用エンジンもその例に漏れず、TIZ-AM-600型やPMZ-A-750型、ИЖ(IZH・現イズマッシュ。カラシニコフ小銃のメーカー)シリーズというソ連独自のオートバイも存在したが、時の時流のオートバイ設計に比べれば全くの旧式で、後継バイクの開発に苦慮していたが、スウェーデン人内通者によってBMW-R71型の設計図と車両本体がソ連にもたらされ、この車両と設計図を解析し、BMW-R71のまったくのコピーともいえるIMZ-M72を製造することになる。

 元々BMW-R71自体の基本設計が非常に優秀で、それをコピーしたIMZ-M72も非常に使い勝手がよく、大戦を通じてソ連軍の主力バイク。特にサイドカーとして製造された。大戦後、ソ連は当時のドイツ軍のオートバイ製造関連施設や資料、技術を接収することができ、完全な形で当時のドイツの主力車種、BMW-R75等のBMWシリーズ製造技術を入手することになる。このドイツの関連施設の接収と技術の吸収において、特に側車側の車輪も駆動させるBMW-R75型独特の2輪駆動型サイドカーの製造技術が、現在の形の「ウラル」そして、ウラルの対抗車種「ドニエプル」製造の基礎になるのである(2輪駆動機構のシステムでは、ウラルよりもドニエプルの方が、R75型に近い設計と言われている)

 

 それにしても、当時のモデルを長期(70年?)に渡って生産し続けるという事は凄い事である。値段も安く求め安いという事で需要もある(らしい)。

 

 ランクルヨンマルもこの路線で復活させたい。

欲しいなぁ、新車のヨンマル!

 

コメント (2)
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