ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

極限状態でこそ行動力が問われる

2013年07月09日 | OVERLANDERS

 10代の最後の頃、ある山岳会のメンバーの方々と本州の中央にある山々を登っていた。足にアイゼンを履き、手にはピッケルとアイスハンマーを握り腰にザイルを繋いで凍てついた氷の壁をよじ登るのだ。高所恐怖症の自分は流石に怖かったし、何度か岩壁から否定されザイルにぶら下がり、その都度皆さんに引っ張って頂いた。

 

そういった山修行の中で2種類の大人を見た。

(種類と言う言い方を使う事をご容赦頂きたい)

 

 人は極限状態になると本性が現れる。平常の生活の中では理性が働き精神は安定していても、アルプスの岸壁では違った。疲労、恐怖、寒さ、空腹、そして先が読めない不安が募ると...

 

ある人達は、ただ泣き出した。

そして、ある人達は、余裕を見せた。

 

...この違いはなんだろうか?と思った。

余裕のある人達はリーダー各の人達だった、ただ体力があるだけではなかった。

 

...

今年のニューヨークの夏は(糞)暑い!

日曜日、日中の気温は35度、湿度が高く汗がダーダー状態。

そういった中で、先日の友達から更なる土方仕事を頼まれる。

 

暑いから、今日は勘弁してよ!と断る事も出来たが、

アントニオ猪木のブラジル開拓の精神で、暑いこんな日の穏やかな日曜日だからこそ、

たまには極限を味わって見たいと思った。

 

...つーか、この日しか時間が取れないんだな。

 

猛暑の中、肉体労働に集中する。

暑いのは当たり前、筋トレではなくて、精神修行。

 

...オーバーランダーとしてのね。

 

作業を継続して3時間が過ぎる頃、流石にきついと(もうろう状態の中で)思った。

別に義務でもなく金を貰ってやる仕事でもないんだから、適当に止めてもいいんだが、

 

こういうきつい時って、あの山修行の光景がリマインドされる。

 

俺は、極限状態の中で余裕を見せる事が出来るのであろうか?

という問いが響く。

 

4時間を過ぎた頃、依頼された作業は終了。

暑さの中での肉体労働で体はガクガク、何も考える余裕は無い。

 

...水飲み過ぎ、食欲も無い。

 

 極限状態や!

 

...しかし、だからこそ、

勝負はここからなんですよ!

 

 これが夏の暑さに対抗する為の秘策、だったりして...。

 

無理は禁物!午後は昼寝でした。(笑)

 

コメント
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