キャメルトロフィーが開催されていた期間(1980-2000)を観てみると、世界が鉄のカーテンに遮られて2つに分断されていた冷戦時代の末期と終焉が開催期間の真ん中にある。冷戦期間というのは空気が緊張した時間であったと思う。そういった期間にジャングルにおいて世界から集まった勇敢な男たちが競技という名の下に集い寝不足な目を擦りながら疲労と戦い、一緒に橋を作ったり道を作ったりしてランドローバーを前進させた。当時の助け合いや協力という行為は今の時代よりももっと価値のある事であった様に感じる。ランドローバーを駈ってジャングルを巡る行事はすなわち時代のエネルギーを放出する行為の一つである。時代のストレスとその消化はステアリングとアクセルワーク、そして泥にまみれたウインチワークにその捌け口がある。そこには卓上で論ずるイデオロギーなどは重要ではない。そこでは生きる(前進)する為に必死なだけだ。そして、それがいい境地なんだと思う。
Hussey氏のアドバイスより、
When you're going outback, another thing to remember is that cell phone don't work in a lot of places. Cell phone don't work well here in Vermont. So you have to leave behind a game plan. let someone else know where you plan to go and at what time you should reach your destination. If for someone reason, your vehicle fall or the weather leaves you standed, you're going to want to have someone knowing your plans and where you intend to camp at any giving point along your route.
一つ、オーバーランダー達の安全の為に大切な事がある。アウトバックに出かける時には必ず誰かに旅のスケジュールを伝えて置く事だ。アウトバックでは携帯電話が繋がらない事が多い。ここバーモント州でさえ繋がらない事がある。旅の途中に自動車がひっくり返って不動になったり悪天候で立ち往生したとしても、誰かが貴方の計画を把握して関心を置いてくれている事で助かる可能性が高まる。何時どの道を通って何時頃に何処に到着する計画予定は必ず誰かに伝えておかなければならない。“もしも" の事態を想定して連絡者と共に緊急連絡先を取り決めて置く事も大切な準備の一つである。