先週は仕事のプロジェクトで朝帰りに近い状態が数日間続いた。そんな不規則な毎日が続いたら休日は家の中で寝て過ごすものだと思ってしまう。しかし、仕事が忙しければ忙しい程、時間に対する貴重感を感じる。拘束される事のない時間。僕の場合それは、仕事からも家族からも干渉される事がない休日の早朝である。
...天候が好ければそれだけで最高です。
自宅を出て5分も走るとキツイ登り坂が待っている。ニューヨークに架かるジョージワシントンブリッジ(GWB)に至る為の登り坂である。早速呼吸は激しくなり、先ほど手を通した洗い立ての真っ赤なジャージーの中では汗が蒸せてきて、先ほどまで何らかの思考を巡らせていた頭の中は酸欠常態か?ブランクになってしまう。
GWBの上から眺めるマンハッタン島。左がニューヨークダウンタウン、右側が我が街エッジウォーター、群青色のハドソンリバーの先には遥か大西洋が展開する。人口都市ニューヨークの光景を美しく自らに映す為には、ランドクルーザーでこの橋を渡るのではなくて、歩くか、走るか、自転車かの選択となる。
自転車を美しく乗る為には目的を明確にして、それに向かって機能を追求しなければならない。僕の自転車は高級な自転車ではない。80年代に製作されたクロモリパイプ製で時代遅れな感もあるし、現在のカーボン製のロードバイクと比べたら重さでも勝っている。僕はこのロードバイクを天候の好い週末に1時間半から2時間位の時間幅を思いっきり汗を流す為に自分で組んだ。
GWBを渡るとニューヨークのマンハッタン島である。休日の朝でクルマも少なく、バイクレーンはあるが街中は信号も多くスピードの出るロードバイクにとっては走りにくく、安全の為に神経を尖らす。
GWBを往復。慣らし走行を終えて本日のメインコースを目指します。
ニューヨーク方面から多くのロードバイクが混雑した街からこのGWBを渡って目指すルートがあります。
9-W
本日のメインコースです。
9-Wは自転車道路ではありません。ニュージャージー州の北東の街 FORT LEE から PIERMONT という町まで、ハドソンリバーに沿って森の中を突っ切っているハイウェイです。平日の昼間は交通量も多く、クルマは時速80km/hで飛ばしていきます。この道がロードバイクに人気があるのは、信号がほとんどなく、写真で見ると分かる様に自転車が走る路肩の幅が広い事です。思いっきり飛ばせる環境だということです。
その日のコースによって特別区間を自ら決め、その区間は息を切らして全力で走りぬきます。
あああああーっ!
もがきならでかい声が出る。喉から痰が揚がってきます。
...
...2時間程全力で走ってきました。
ロードバイクを漕いだ疲労はありますが、一週間の仕事で蓄えた疲労は吹っ飛びます。
ニューヨークの短い夏を満喫させてもらっています。
...
明日はいよいよ夏の終わりを告げるレイバースディ (LABOR DAY) の祝日です。
... 明日も乗ろうかな。
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