トヨタの生産するラダーフレームSUVの数字の話である。
北米で販売されているトラック構造を持ったトヨタのラダーフレーム入りSUVは、
4 RUNNER
FJ CRUISER
SEQUOIA
LAND CRUISER
の4種である。そしてこの4種の2012年における販売台数の合計は、
78,457台である。
この数字だけを見ても良く分からないので比較してみる。
以下はモノコック構造のトヨタSUVである。
HIGHLANDER
121,055台
RAV 4
171,877台
という結果である。
4 RUNNER と RAV4 の合計は292,932台となる。
この数字から見ると、
燃費の良いモノコック構造のクロスオーバーが売れている事が分かる。
...
ラダーフレームのSUVは売れない時代になったのだろうか?
参考までに、ジープラングラーの2012年の売り上げ数は?
141,669台
近年売り上げの数字は伸びています。
ラダーフレームだから売れないという事は、このアメリカにおいては通用しない。
このジープラングラーの売り上げ数に対してFJ CRUISER は、
13,656台と10分の1以下です。
しかし、
タコマに注目すると、
タコマの販売台数は141,365台とラングラーに匹敵する売り上げ数となる。
タコマはトヨタのラダーフレームの中で最も人気のあるトラックである。
そのタコマであるが、来年はモデルの再編が計画されている。
TACOMA X-RUNNER は2014年のカタログから消える。
そして2015年からは,
TACOMA REGULAR CABS
も、商用を残して消えて行く事になる様子。
変わりつつある?アメリカのラダーフレームの 世界ではあるが、ラダーフレームが人気が無くなったのではない。それはフォードF-150などのトラックの人気の回復を見ても分かるがラダーフレームはの需要は以前として高い。
ラダーフレーム車を市場にキープし続けるトヨタの姿勢は挑戦でもある。
数字やトレンドから観えてくるもの、
それは、
モデルを継続させる事は容易ではない!
という現実。
60年、レジェンド オブ ランドクルーザー
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