秋の夕暮れ

浅間山が初冠雪・・多分

軽井沢方面より

いよいよ冬がやってきます

寒さには強いので　待ち遠しい季節です　雪も大好き！

秋の夕焼けは素晴らしい

御茶の先生が事ある毎に「三夕」を言いなさいと・・

流石に覚えました

【寂しさはその色としも無かりけり

　　　　　　真木立つ山の秋の夕暮れ】　　寂蓮

【心なき身にも哀れは知られけり

　　　　　　鴫（しぎ）立つ沢の秋の夕暮れ】　　西行

ん　鴫立つ沢　と言えば・・・

昔　東京に居る頃　よく鎌倉に行きました　最初は電車

北鎌倉で降りて『明月院』『東慶寺』『建長寺』おみくじ引いて

小町通りの『中村庵』でおそば食べて　大仏見たり　

江ノ電で江ノ島行ったり

 

車を買うと　今度は第三京浜を飛ばし　横横道路で葉山へ

ラマレーで食事して　日陰茶屋で御茶を飲み

逗子の先に「鴫立ち亭」という喫茶店が有り

通いましたね　※いまネットで調べたら　まだありました（失礼）

懐かし～　４０年も前の話です　美味しいケーキと

美味しい珈琲飲んで何時間も居たような・・

話を戻して　　三夕の続き

【見渡せば花も紅葉も無かりけり

　　　　　　　浦の苫屋の秋の夕暮れ】　　定家

この歌はあまりにも有名ですね　お茶の世界を表す歌として

武野紹鴎がこの歌を詠むと　利休が　南方録で

【花をのみ待つらん人に山里の

　　　　　　　　雪間の草の春を見せばや】　家隆

と詠んだ有名な逸話があります

 

見つけてしまいました！百人一首で寂蓮はもう一首夕暮れを歌っています

【村雨の露もまだひぬ槇の葉に

　　　　　　　　　　霧立ちのぼる　秋の夕暮れ】　　寂蓮

三夕　ならぬ　四夕と言っても良いのでは　（おまえは学者か）

朝夕の気温が下がり　風炉の季節もあと少し「中置き」に向かいます

五行棚を据えて　過ぎゆく季節を楽しみましょう

今日も　良い１日でした