一般的にライアーを弾く時は、親指を使うことはあまりありません。
私自身は、4つの和音を弾く時や、すごく離れた音の和音を弾く時などに、たま~に親指を使っています。
9月にドイツより来日なさった、クリスチャン・ギーリッシュさんの演奏を拝見していたら、右手も、左手もかなり親指を使って演奏なさっていました。
日本では親指を使ってのライアー演奏はあまり見ないので、
私はギーリッシュさんの演奏を内心「をを~!」という感じで拝聴しておりました。
つい最近、ジョン・ビリングさんの曲を練習しているのですが・・・。
周知のとおり、ジョンさんの曲は難しい・・・のです。
すご~く離れた和音が多発。
もしくは、すご~く近い和音も。
そんな時に、親指を使うと、問題がすんなりと解決する場合があることを発見しました。
って、自分が今まで弾いたことがない弾き方なので、左手の親指を使って和音を弾くということそのものに「をを~!」と、軽い感動を覚えるわけです(笑)
今日の記事の写真は、1955年に出版されたライアーの初めての教則本
「ライアー演奏の入門」(Einführung in das Leierspiel) エドモンド・プラハト著の中の指使いを練習しましょう~のページです。
初期の頃のライアーは、まだまだ今のように弾き方が確立されていませんでしたから、しっかりと親指も使っていたのですね。
そのページを以前にながめていた時は
「親指をどうやって使うのよ~」と思っていましたが、
指使いを工夫して、右手、左手の親指も自由に使うことができるようになったら、幅が広がるのだろうな~と思います。
とはいえ・・・、今までライアーを弾く時にはお客さんのように眺めていた親指さんたちが「え???私たちも出演ですか!」とびっくりしているのは当然のことで、なかなか思うように動かないのも当然のことです!
でも、動く指は何でも使うよ~!
親指も使うよ~!と思ったら、楽しくなってきました(笑)
ジョンさんの曲で大変な部分、親指の可能性ですんなり解決!の場合もあるかもです♪
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