先日アップした、ドイツより来日なさっていた
ライアー界の大御所のクリスチャン・ギーリッシュさんのことの続きを書こうと思いながら、あ~っという間に時間が過ぎました(笑 )
2日間にわたるライアー響会の集いの後、
何人かで、居酒屋にてギーリッシュさんを囲んでお話しをしました。
その時に、ギーリッシュさんが
「どうして、日本人はライアーを弾いている人が多いんだろうか???」
という質問をなさいました。
そして、その場に居合わせた人たちに
「あなたはなんでライアーを弾いているの?」とインタビューしていました。
居合わせた人たちそれぞれに、ライアーとの出会いのストーリーがあるわけですが・・・。
やはり、推測するにあたっては
日本のライアーはドイツなどの国とは違って
シュタイナーの人智学という思想は切り離して、
純粋に楽器という見方をしているからなんだろうな~と思います。
そして、なぜかきっとある種類の日本人の心をとらえてしまう音色の魅力があるのでしょうね~。
ギーリッシュさんがおっしゃるには、
ギーリッシュさんご自身は、人智学関係者以外の場所でライアーを演奏することはほとんどないとのこと。
そこで私は質問しました。
「ドイツで人智学関係者以外の人がライアーを聞いた時に興味を示す人はいますか?」
ギーリッシュさん答えて曰く
「ゼロです!」ときっぱり。
そっか~、何かの折にドイツでライアーを見かけても
興味を持つ人自体がいないのか・・・。
これがドイツの現状だから、ドイツではどんどんライアーが衰退していて、演奏者がいなくなっているのです。
だから、きっとギーリッシュさんははるばる来た日本で
人智学のライアー魂を見せてくれたのでしょう!
今回の画像で、ギーリッシュさんの横にあるライアーは
ザーレムのバスライアーです。
ギーリッシュさんはドイツでこのライアーを演奏なさっています。
それにしても・・・
ギーリッシュさんの講義を聞いて、ワークショップに参加して、そして演奏を拝聴できたのは、この夏のうれしい出来事でした。
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