久々にブックレビュー
最近、物語を読むことが少なくなってしまったところに、この傑作歴史長編。
日本史は苦手だけど、古事記とか日本書紀は結構好きなので、
(古代天皇の人間関係とかが、歴史も面白い)
ちょっと読んでみようと手にとった一冊が、思いのほか面白かったのである。
『朱鳥の陵』坂東眞砂子
坂東眞砂子さんが亡くなって、1年経ったタイミングでの文庫化
舞台は飛鳥時代?、夢解きの力をもった白妙が、
夢解きをしていく中で、後の持統天皇の闇に飲みこまれていく。
ファンタジーであり、ミステリー要素も多分に。
後半、夢解きの力にあらがえなくて、夢に引きずり込まれていく白妙に、
ハラハラしながら読みすすめました。
女のドロドロした感情が・・・おどろおどろしい。
古代(飛鳥時代って古代なのか?)って、ファンタジーな要素が多いと思うので
夢解きというSFな設定も不思議ではないですよね。
その頃は、占術もさかんであっただろうし。
そして最後は、古事記にそう繋げるのか!と。上手い!
ちょっと読みにくいかもしれませんが、
序盤を過ぎると、ぐいぐい読めます。
歴史をベースにアレンジされてますが、
私はアカデミックなことは分からないので、
史実とファンタジーが混じったところがおもしろいです。
里中満智子先生の「天上の虹」を読んでいると
物語として入ってきやすいかもしれません。
(私は読んでないですが)
あと、古事記編纂の歴史なども
ざっくり知ってた方が楽しめるかも。
最近、物語を読むことが少なくなってしまったところに、この傑作歴史長編。
日本史は苦手だけど、古事記とか日本書紀は結構好きなので、
(古代天皇の人間関係とかが、歴史も面白い)
ちょっと読んでみようと手にとった一冊が、思いのほか面白かったのである。
『朱鳥の陵』坂東眞砂子
坂東眞砂子さんが亡くなって、1年経ったタイミングでの文庫化
舞台は飛鳥時代?、夢解きの力をもった白妙が、
夢解きをしていく中で、後の持統天皇の闇に飲みこまれていく。
ファンタジーであり、ミステリー要素も多分に。
後半、夢解きの力にあらがえなくて、夢に引きずり込まれていく白妙に、
ハラハラしながら読みすすめました。
女のドロドロした感情が・・・おどろおどろしい。
古代(飛鳥時代って古代なのか?)って、ファンタジーな要素が多いと思うので
夢解きというSFな設定も不思議ではないですよね。
その頃は、占術もさかんであっただろうし。
そして最後は、古事記にそう繋げるのか!と。上手い!
ちょっと読みにくいかもしれませんが、
序盤を過ぎると、ぐいぐい読めます。
歴史をベースにアレンジされてますが、
私はアカデミックなことは分からないので、
史実とファンタジーが混じったところがおもしろいです。
里中満智子先生の「天上の虹」を読んでいると
物語として入ってきやすいかもしれません。
(私は読んでないですが)
あと、古事記編纂の歴史なども
ざっくり知ってた方が楽しめるかも。
ナナナシさんが手にするには珍しいジャンル?
中学生の頃に読んだ萩原規子さんの「勾玉三部作」の大ファンとしてはすごく気になる。なりすぎる。
祭政一致の頃って神と人の境があいまいなイメージで、上代(→神代)という言い方がしっくりくるような気がするね。
面白そうな本を紹介してくれてありがとう!
.
この作品、多分好きだと思う~
今年読んだ中で、いまのとこ1位か2位って感じやね。