しがないハナシ。

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父親という壁

2014-05-18 00:44:59 | 旅行
出発の前に

実家にパラサイトしている身なので
こっそり旅立つわけにもいかず
家族に行先を告げねばならないのである。

父が微妙に国際情勢に詳しいので
ひるんでいたら、あっという間に出発1週間前

勇気を出して、行先を言うてみる。
今回のルートは、アゼルバイジャン⇒グルジア⇒アルメニアだったので、
一番無難な、アルメニアに行くことだけを伝えてみた。

①「トルコ側の国境付近には行くのか?」
「行きません(ウソ)」
⇒アルメニアはトルコの東隣。
 昔、トルコによるアルメニア人大虐殺があったので仲が悪い。
 現在も国境は封鎖中。

②「アルメニアはアゼルバイジャンともめてるけど、
  アゼルバイジャン側には行くのか?」
 「行きません(ウソ)。ナゴルノ・カラバフ問題があるので、
  アゼルバイジャンとアルメニアの国境付近には近寄りません(これはホント)」

③「北はグルジアだろ?」
 「グルジアには行きません(ウソ)。
  でもお土産にグルジアワイン買ってくるよ~(これは本気)」
⇒グルジアの北部は、南オセチアやアブハジアがあるのでロシアとの国境はシリアス。
 ロシアのチェチェンも近いので、イメージが悪いんだろうなぁ。

④「黒海には面してないな?」
 「(アルメニアは)内陸の国です」
⇒ウクライナのクリミアがロシアに併合、
 東部のドネツクで親ロシア派の動きが活発になっている時期だったので。

⑤「(日本からの)直行は無いだろ。乗り継ぎ先はどこだ?」
「旧ソ連の国なのでモスクワです。」

⑥「美人が多いんだろ」
 「らしいですね。でも男はそうでも無いらしい」


とにかく、我家では父から、イランとパキスタンはNG!が出されているので、
「トルコの右側だよ」と「浅田真央ちゃんが、ご飯美味しいって言よった」など
何てことは無いよアピール。
いくつかの問答をクリアし、GOサインをもらう。

問答を聞いていた母に
「あんまり危ないところには行かないでね」
と念をおされたので、しばらく大人しくしよう~

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (ツモリの水玉)
2014-05-18 09:24:29
ハイレベルな会話やな~。お父様も昔旅人だったの

また旅に出たいそして、私が頼んだphotobookでは年賀状サービスがあるので、グロス加工の年賀状つくりたい
返信する
 (ナナナシ)
2014-05-18 21:03:42
>ツモリの水玉
父は、まったく旅人ではありませぬ。
地理とかが好きなんですね~

ちなみに、民族的な偏見がすごくあるので、
その点については、私とは真逆ですね。
返信する

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