久々にブックレビュー
最近、物語を読むことが少なくなってしまったところに、この傑作歴史長編。
日本史は苦手だけど、古事記とか日本書紀は結構好きなので、
(古代天皇の人間関係とかが、歴史も面白い)
ちょっと読んでみようと手にとった一冊が、思いのほか面白かったのである。
『朱鳥の陵』坂東眞砂子
坂東眞砂子さんが亡くなって、1年経ったタイミングでの文庫化
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/d3/8c27e0f814ed7f1249415e218cdb1f33_s.jpg)
舞台は飛鳥時代?、夢解きの力をもった白妙が、
夢解きをしていく中で、後の持統天皇の闇に飲みこまれていく。
ファンタジーであり、ミステリー要素も多分に。
後半、夢解きの力にあらがえなくて、夢に引きずり込まれていく白妙に、
ハラハラしながら読みすすめました。
女のドロドロした感情が・・・おどろおどろしい。
古代(飛鳥時代って古代なのか?)って、ファンタジーな要素が多いと思うので
夢解きというSFな設定も不思議ではないですよね。
その頃は、占術もさかんであっただろうし。
そして最後は、古事記にそう繋げるのか!と。上手い!
ちょっと読みにくいかもしれませんが、
序盤を過ぎると、ぐいぐい読めます。
歴史をベースにアレンジされてますが、
私はアカデミックなことは分からないので、
史実とファンタジーが混じったところがおもしろいです。
里中満智子先生の「天上の虹」を読んでいると
物語として入ってきやすいかもしれません。
(私は読んでないですが)
あと、古事記編纂の歴史なども
ざっくり知ってた方が楽しめるかも。
最近、物語を読むことが少なくなってしまったところに、この傑作歴史長編。
日本史は苦手だけど、古事記とか日本書紀は結構好きなので、
(古代天皇の人間関係とかが、歴史も面白い)
ちょっと読んでみようと手にとった一冊が、思いのほか面白かったのである。
『朱鳥の陵』坂東眞砂子
坂東眞砂子さんが亡くなって、1年経ったタイミングでの文庫化
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/d3/8c27e0f814ed7f1249415e218cdb1f33_s.jpg)
舞台は飛鳥時代?、夢解きの力をもった白妙が、
夢解きをしていく中で、後の持統天皇の闇に飲みこまれていく。
ファンタジーであり、ミステリー要素も多分に。
後半、夢解きの力にあらがえなくて、夢に引きずり込まれていく白妙に、
ハラハラしながら読みすすめました。
女のドロドロした感情が・・・おどろおどろしい。
古代(飛鳥時代って古代なのか?)って、ファンタジーな要素が多いと思うので
夢解きというSFな設定も不思議ではないですよね。
その頃は、占術もさかんであっただろうし。
そして最後は、古事記にそう繋げるのか!と。上手い!
ちょっと読みにくいかもしれませんが、
序盤を過ぎると、ぐいぐい読めます。
歴史をベースにアレンジされてますが、
私はアカデミックなことは分からないので、
史実とファンタジーが混じったところがおもしろいです。
里中満智子先生の「天上の虹」を読んでいると
物語として入ってきやすいかもしれません。
(私は読んでないですが)
あと、古事記編纂の歴史なども
ざっくり知ってた方が楽しめるかも。
ナナナシさんが手にするには珍しいジャンル?
中学生の頃に読んだ萩原規子さんの「勾玉三部作」の大ファンとしてはすごく気になる。なりすぎる。
祭政一致の頃って神と人の境があいまいなイメージで、上代(→神代)という言い方がしっくりくるような気がするね。
面白そうな本を紹介してくれてありがとう!
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この作品、多分好きだと思う~
今年読んだ中で、いまのとこ1位か2位って感じやね。