今回、帯にも表紙にも触れられていませんが、『本能寺将星録』には細川ガラシャ(明智珠子)が登場しております。
細川忠興の正室、明智光秀の娘、キリシタン・・・
作中の時期はまだ洗礼を受ける前と思われ、ガラシャの洗礼名は直接的には登場しません。
え~正直、世間的には忠興より知名度高いです。
以前にちょっと触れましたが、長岡京市にも熊本にも「ガラシャ通り」があります。
智本「今回の作品には細川忠興とガラシャが出ます」
親戚「主人公はどっち?」
智本「細川忠興戦記 本能寺将星録よろしくお願いします」
知人「細川忠興っていうと・・・」
智本「妻はガラシャで」
知人「あ~あ~知ってる、知ってる。キリシタンの」
・・・なんて反応もありました。
さて、そんなわけで珠子が登場している『本能寺将星録』(下巻の方が出番多いか?)
正直、忠興と珠子の夫婦仲には諸説あります。
性格などはある程度オリジナルですが。
ひとつ、描こうと思ったのは「信長を敬愛する忠興」に対して「細川の側に立つガラシャ」です。
珠子といえば創作では、本能寺の変の際に父・光秀に味方してくれと懇願し(願っていて)、
それが切っ掛けで忠興と不仲になった・・・というのを多く見ます。
『本能寺将星録』では果たして?
イエズス会、そして高山右近は?
そして、「庭師」のエピソードは私なりの解釈を加えてみました。
その先に忠興と珠子の未来はあるのか?
勝龍寺城の前にも「明智光秀三女玉お輿入れの城」の石碑が。