見て歩記

暮しの中で心に留まったこと、なんでもかんでも。

春を待つ菜園

2010-02-07 22:02:59 | 暮し

主人の故郷のたんぼを荒らしておく訳にもいかず、義姉夫婦との4人で菜園にしている。
車で1時間もかかり、そして山間のその場所は、今や住人は2軒だけの限界集落で、
せっかくの菜園も鳥獣被害が甚だしい。
主に鹿、たまに猪、ヌートリアやカラスもやってきて、
収穫前の野菜を「ご苦労さん、ご苦労さん」と、持っていく。
それでも、町にない長閑さがなんともいえず、知恵比べをしながら、
週1~2回の割合で通っている。
はじめの頃は、「まあ、彼らはスーパーが無いんじゃけぇ。」と、
寛大でもいたが、こちらが年老いてくると、智恵も負けが続くし、
「もう、どうにかならんものかいねぇ。」と、情けなくなってくる。
収穫野菜の殆んどは、親戚・知人・友人に配り、我々夫婦2人が消費する量など、
僅かなのだから、それこそ止めてスーパーで調達しても間に合う。
でも、土いじりは私の性に合うのか思いの他楽しいことだし、育てる喜びも捨てがたい。
グチをこぼしながら、今年も通うであろう菜園が、土の柔らかくなる春を待っている。


こんなに囲っても、入られてしまうのですよ。
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