昼食後はヒグマがよく出没するという場所へ
”知床自然センター”で情報収集とトイレ休憩に立ち寄ったら
前日から撮影に来ているという方に出会って情報交換
前日もこの日の午前中も全く見かけていない・・・らしい
午後に出会わなければ、明日も半日粘ってみましょうと
長期戦覚悟で行ってみました
こんなところです
看板が見えましたので
この先すぐそばにサケ・マスふ化場があるようです
それでサケ・マスがたくさん上ってくるのでしょうか
山端の先の遠くに見えるのはオホーツク海
左下の方に橋の欄干と人影が写っているけれど
けっこうな数ですね
こんな風に動物写真愛好家たちが待っていますし
車を停めていたりします
この日は3連休明けでしたから人はあまりいませんが
観光バスもよく通る幹線道路なのに
この川でヒグマがでるとバスまで停まってしまって見入るため
大渋滞を起こす場所でもあるのだそうです
期待していなかったのですが降車後すぐに
隣の見知らぬ人が”ほら!あそこあそこ!”
と指さしで教えてくれました
子連れのヒグマが盛んに川の中を覗き見るようにしながら
近づいてきていました
サケも獲って食べています
獲った鮭を持っている立ち姿は
人間そっくりな感じがしますね
子熊にも食べさせているのか 教えているのか・・・
先日は突然この橋の上の道路まで上がってきたそうですので
ビクビクもので撮っていたのですが
よく写っていなくて・・まぁ証拠写真ですね^^;
子熊も獲ったあとはサケをくわえたまま岸に上がって
山の中へ消えて行きそのまましばらくは何事もなく・・
その後はなかなか出てきませんでしたので
先ほどの橋の反対側で
川の上流になる辺りに場所を移して待機です
先ほどの橋はこの写真の上部の右手の先にあります
この道は脇道を入ったところで
橋のある所から少し上流に行ったところになります
こんな趣のある自然いっぱいの川辺なので
ヒグマが出る事を知らなければ
水遊びか写真に夢中になっているかもしれません
ロケーションがよくて写真映えのするところですので
プロまがいの写真家さんたちが
こんなところにたくさんいらっしゃいました
道外ナンバーの車も多くて関東は勿論
近畿や関西ナンバーもあります
人によっては車の中でジッと何時間も・・いえ数日も
待機してシャッターチャンスを狙っているそうです
ぞろぞろと人が動き始めたので行ってみると
大きなヒグマが!!
岸辺の花など撮っていたので
慌てて切り替えたのはいいけれど
あまりに慌てたので設定を間違えて
日陰な事もあって真っ黒な写真になってしまいました(~_~;)
チラッとこちらを牽制か?・・・
向かってきたようにも見えるポーズはゾッとします
その大きさは遠目でも巨体であることがよくわかります
川に顔を付けながら歩くので水が滴り落ちる姿は迫力
あっちに行ったりこっちに来たりと動きまわるので
先ほどの脇道を一緒にぞろぞろ歩きながら撮っていたら
レンジャーがきてしまった^_^;
知床自然遺産を守るために働いている人たちです
車は止めちゃダメ!
もっと離れなさい!!
ヒグマにの動きに付いて一緒に移動するのは危険です!!
その場所は50mもないでしょ!!
50m??・・・
こんな看板が出ていましたよ
”50m以上距離をとりましょう!”
大勢で見ているとついつい動物園のように安全な気がしてきますが
ここは野生の地で危険なのです
ヒグマとも共生していかなくてはいけないのです
人間が悪くても駆除されるのはヒグマの方ですから
レンジャーに注意されて退避させられた時に気が付いたのですが
外国人のバックパッカーのような観光客も結構集まっていたのです
こんなところまで来るようになったのですね・・・
恐るべしSNS!
撮り損ねたとはいえ到着早々待つこともなく
何度もヒグマは現れてくれたのでラッキーでした♪
ネイチャーセンターであった人は
数日粘っても現れなかったそうですし
三連休だったのであの橋の上の道路は大渋滞をおこし
レンジャーには何度も移動を促されたのだそうですから
この日の予定は終了であとは温泉に浸かるだけ・・・(笑)
≪泊まれる世界自然遺産≫の触れ込みの宿に向かいます
つづきます・・・・
なかなか見れるものではないのでありがたく見させていただきました。--; 動物園とは笑ってしまいますね!
あまり褒められた行為ではありませんね^^;
貴重な経験をさせていただきましたので
みなさんにもお裾分けです
動物園で安全な事に慣れてしまっていることも危険だと思いました