ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

クラッシュ:現代が抱え込んだ「絶望」とその先

2006年07月23日 | 映画♪
現実が「正義」と「悪」に分かれていて、「原因」と「帰結」が明確で、努力をうれば常に「明るい未来」が保証されているのであれば、この物語は必要ないのだろう。昔読んだ「童話」のように、昔見たTVドラマのように。でも現実はそんなに分かりやすくはない。それはこの物語のロスだけではなく、警官を信じられず、教師を信じられず、あるいは母親でさえ信じられない日本でも同じなのだろう。決して、明るくはない物語。しかし絶 . . . 本文を読む