GoogleNewsは便利だし結構利用しているのだが、同時に何ともいえない違和感もある。上手いモデルを作ったな、という思いと何か違うのではないか、という違和感だ。この記事を読んでいてなんとなく思ったこと。「あぁ、なるほど彼らは他人のふんどしで相撲を取ることはできてもメディアとしての責任などは持ち合わせていないのだ。」
Google Newsで相次ぐ失点--自動ニュース集約サービスが議論の的に
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桜井翔の演技や過剰な演出など、まぁ、ドラマだからというところはあったにせよ、こういった学園モノにはやっぱり弱いんだなぁ、と思う。特に世代的にも「ヤンキー」「不良」と呼ばれた時代のものはツボをついてしまう。
例えば今のHIPHOP系の音楽が感覚的な刺激や快楽の追及の延長線上にあったとしても、かってのロックンロールミュージックが持っていたような「アウトロー」としての美学を(一部を除けば)持ち合わせて . . . 本文を読む
これが日本人の男女が主役で場面が香港だったり、あるいはニューデリーやだったりすると彼らの感じた孤独や違和感にもう少し近づけたのだろうか。「ヴァージン・スーサイズ」のソフィア・コッポラ監督が、自身の東京での経験を下に、異国での孤独や不安といった空気を見事に切り取った作品。あるいは東京の現在をもっとも美しく撮った作品。
ウィスキーのコマーシャル撮影のため来日したハリウッド俳優のボブ・ハリス(ビル・マ . . . 本文を読む
ゲートウェイビジネスの終焉――iモードなど携帯キャリアを潤してきた1つの仕掛けが「ゲートウェイ」という仕組にあったことは今更説明が不要だろう。PCによるインターネット接続と違い、携帯からのインターネット接続にはまず通信キャリアが提供する「パケット網」を通り、そこからキャリアが用意した「ゲートウェイ」を抜けて「インターネット」に接続されるようになっている。しかし所謂「公式サイト」というのはこれらイン . . . 本文を読む
何年ぶりかで「ぴあ」を買った。ちょっと時間も空いたことだし、映画でも観ようかと思って買ったのだけれど、改めて僕らは情報に氾濫/枯渇しているのだなぁと思う。「情報の氾濫」と「情報の枯渇」。これは決して異なるものではなく、1つの断面として起こっていることだ。
出張先から17:00くらいに東京に戻って、それから見ることのできる映画を探していたのだけれど、せっかくだし近所のシネコンで見ることのできないよ . . . 本文を読む
正確に言うとリュック・ベッソンの作品ではないのだけれど、その名につられてビデオを借りて、で、「グランブルー完全版」よりもはまった作品。経済原則だけで調達し「映画への愛」を感じられない近所のレンタルビデオ屋で何故か「つめたく冷えた月」のDVDが…やるな、ビデオ屋。フランスの中堅俳優パトリック・ブシテーが監督、原作はチャールズ・ブコウスキー。「屍姦」をモチーフにした作品だ。
デデ(パトリック・ブシテ . . . 本文を読む
これが事実だなどと語るつもりは到底ない。「ボーリング・フォー・コロンバイン」が「ドキュメンタリー」という名の下で再構成された「虚構」であるのと同様、この物語もあくまで「虚構」に過ぎない。しかしガス・ヴァン・サント監督の描いた世界は、単純に虚構と言いきれない「何か」がある。コロンバイン高校で起きた乱射事件とそれを理解しようとした社会との間にあった「隔たり」。この映画が突きつけているものは実はこの絶望 . . . 本文を読む
ニュース23の中で「もったいない(MOTTAINAI)」という言葉が世界共通語として流行ろうとしている、と伝えていた。環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア副環境相ワンガリ・マータイさんが国連での講演の中で、リデュース(ごみの減量)・リユース(再使用)・リサイクル(再利用)という3っの言葉を日本では一言で言い表すとして、この「もったいない」を紹介。賛同したメンバーによって「もったいない」の合 . . . 本文を読む
昔、好きな映画の代表作はロビン・ウィリアムズが主役の「いまを生きる」だった。厳格な全寮制の進学校に赴任したキーティング(ロビン・ウィリアムス)の下、生徒たちが自我を発見していく物語だ。それ以外にもリドリースコットの「白い嵐」や「陽のあたる教室」、ちょっとタイプが違うけど「グッド・ウィル・ハンティング」など先生/生徒ものに好きなものが多い。あまりにくさすぎるのはNGだけど、熱い先生や屈折した生徒の姿 . . . 本文を読む
PC上でのファイル管理に辟易している人間に朗報!というわけでもないのだろうが、いよいよ日本語版も登場したということで、とりあえず自宅のPCに「Googleデスクトップ検索」をインストールしてみた。これは凄い!これまでWindowsOSに内蔵されている「ファイル検索」や「フォルダ検索」とは比べものにならないくらい速度が速い。「検索という情報管理の技術」でも書いたけれど、これを使い始めると情報管理に対 . . . 本文を読む
個人的には、クラリスを助けるために塔の屋根を駆け下りるルパンの姿を見て育ってきた世代なので、宮崎駿のありえない動きでありながら、モーションキャプチャを使った「アップルシード」よりよほど質感を感じるような絵柄というものへの愛着が強い。ニモなんかの3Dアニメの動きに驚きはするけれど、もう1つ愛情をもてないのも事実。まぁ、どこかでアナクロ人間なのだろう。とはいえ、「コンテンツ立国を阻むITツールの不在」 . . . 本文を読む
MotorolaのiTunes携帯が発表延期になったったとの記事が。その原因として、音楽配信を新しいビジネスとして取り上げたい通信キャリアと端末メーカーであるモトローラの摩擦が挙げられている。ただこの記事を見てびっくりしたのが、そもそもモトローラの考えでは、iTMSで販売している楽曲を「着うたフル」のように、携帯のネットワークを通じて販売するというビジネスモデルを考えていたこと。確かにあるべき姿か . . . 本文を読む
「人は孤独な生き物だ」などと文学青年を気取るつもりもないけれど、とにかく人と人がきちんとコミュニケーションを図ることは難しい。例えば「コミュニケーション能力」というものを、(1)伝える能力と(2)聴く能力とに分けて考えてみるならば、そのいずれかが会話を行う両者に不足していても相互理解は難しい。しかもそれを更に複雑にしているのが「感情」だ。同じことをAさんが言うと「あぁ、そうだね」、Bさんが言うと「 . . . 本文を読む
ソニーの「エアボード」という製品は「cocoon」と同じくらい、そのコンセプトという点で、ソニーらしいオリジナリティを感じていただけに、「すご録」ほどではないにしろ「ロケーションフリーテレビ」というある種の大衆臭さを感じさせるネーミングへの変更はちょっと残念だ。とはいえ、この記事にあるように、拡張された機能に進化した、マーケットを意識してのことだとしたら、ソニーも本気で「売る」段階だと考えたのかも . . . 本文を読む
いよいよデスクトップ検索の時代が幕を開けるのか?!MLを含めて1日300通ほどメールが来たり、意味の有無に関わらずやたら会議あったりする職場で仕事をしているので、例えばPC上にディレクトリを切ってきちんと整理したり、ブラウザのお気に入りによく見るサイトを登録したりといった作業はすっかりしなくなった。では代わりに何をするかというと、とにかく必要なことは「検索」する。サイトだろうが、メールだろうが、イ . . . 本文を読む