3連休で時間ができたので、ソフトバンクの2013年3月期 第2四半期の決算資料を眺めて見る。まぁ、相変わらず、ウソか誠か、実感としてどうなのか、データ引用の仕方が上手いだけなのか、そのあたりの見極めが難しいわけだけど、あまりにもシンプル過ぎるこの回答は凄い。(言い訳ができるように)回りくどい言い方ばかりのNTTと比べると、どうせ張るならこっちだよね、となってしまう。
今日、確認したかったのはそん . . . 本文を読む
データセンターを巡る「2013年問題」があるのだという。大規模なデータセンターが相次いで開業し、首都圏で供給過剰になるというのだ。供給過剰になるとどうなるか、これは通常の経済の法則と同じで提供価格、ラック単価が下落していくことになる。特にデータセンター事業とは巨額の先行投資が必要となるインフラ事業だ。空ラックが多ければ収入が上がらない以上、稼働率を上げるために多少の値引きをしてでもラックを埋めるこ . . . 本文を読む
ついにソフトバンクが米携帯電話市場3位の米スプリント・ネクステルを買収した。この買収、成功するか否かは置いておいて、個人的には好印象を持っている。イーモバイルの買収も含めて、DoCoMoやKDDIといった行儀のいい通信キャリアにとっては目が覚める一撃だったのではないか。
ニュース - ソフトバンクがスプリント買収のメリットを説明、「成長のダブルエンジンを得た」:ITpro
ソフトバンクが米ス . . . 本文を読む
クラウドを提供するということ、それはお客さんがクラウドに期待する部分を満たすということと、提供者としての利益を追求するということとの両方を満たすということでもある。この当たり前のことが、提供者の内部でも理解されないこともある。
先日、社内で打ち合わせをしている際に某部長があるお客さんからの要望に対して、「季節変動の激しい(システムの)稼動状況だからといって、オンプレミスで賄いきれない時だけクラウ . . . 本文を読む
仕事柄、ネットワークの構築を行うことが多いのだけれど、そんな時に苦労するのが、IP-VPNなどのネットワーク回線を開通させるための工事調整。ネットワークのポリシーの設計だとか、Configの設定だとか、そんな知識や技能が必要な話ではなく、お客様と通信キャリアと、場合によってはテナントビルの管理者などとの日程調整だといえばそれだけの話。ただこの作業が実際にはなかなか苦労する。
まず1つのVPN回線 . . . 本文を読む
何らかのトレンドを作り出すような大きな変化というのは、技術的なイノベーションかビジネスモデルの変化によってもたらされる。例えば日本がブロードバンド大国となったのは、その前段としてはLAN機器のコストダウンのようなものもあったにしろ、技術的なイノベーションというよりは、NTT側の価格設定(投資に対する考え方の変更とそれを容認した総務省側の意図)によるものが大きい。
ただこれが企業側のネットワークの . . . 本文を読む
友人が誕生日だということでFacebookで「おめでとう!」とコメントを投稿。驚いたのはその友人へのBirthday Message の半数以上が海外からだったこと。そういえば知り合う以前からよく海外に旅行していたとは聞いていたけど。
先日、これまで「6次の隔たり」と呼ばれていたスモールワールドの世界がFacebookによってさらに小さくなったという記事があった。
Facebookで「狭くな . . . 本文を読む
これまでもネットを使った電話サービスというのは「Skype」が存在していたわけだけれど、それはあくまで既存の電話会社に対するネットの世界のベンチャー企業が行なっていたサービスで、電話会社からすれば品質も不安定だし、ユニバーサルサービスでも何でもない、自分たちの築いてきたビジネスモデルを破壊するだけの「鬼子」のような存在だったのだろう。しかし本格的なスマートフォンの時代はこれまでのあり方をそもそも覆 . . . 本文を読む
日本の企業が「グローバル」を叫ぶ時、大きく2つの観点に分けられると思う。1つは縮小する国内市場から海外市場へと新しいビジネスチャンスを求めて、営業拠点をシフトしようとするもの。もう1つは商品の競争力を高めるために海外に生産拠点を移しコスト削減を図ろうとするもの。
例えば製造業の場合、「グローバル化」というと、前者はもちろんのこと、後者の動きもふくめて進められていくことだろう。
これがIT企業の . . . 本文を読む
2年近く前にクラウド時代の営業に求められる思考や営業戦略について、「顧社別の対応というよりもセグメント化された「層」をどのように取り込むかという観点で考える必要がある。この切り替えが実は営業部門にとっての難題かもしれない」と書いたことがある。当時はまだ漠然と「クラウド」が叫ばれていた頃だったかもしれないが、この2年でかなり企業システムのクラウド化はかなり具体的な形で進展してきたといえる。
この流 . . . 本文を読む
今日は「World IPv6 Day」にして、「INTEROP TOKYO 2011」の初日。日本のインターネットの父・村井純さんの挨拶があって、その中で今年は「特別な年」になったという話があった。そう。3.11東日本大震災のことだ。
村井さんもその中で、大雑把に2つの点を指摘していた。1つはこの大震災という状況でインターネットが社会インフラとして担った役割は非常に大きかったこと、そして(Twi . . . 本文を読む
NTT東西がNGNを利用したIPv6エンドtoエンド通信の認可申請を行ったとのこと。それを受けてNECビッグローブはこのIPv6エンド-エンド通信を前提に、「IPv6ネイティブ」方式での提供を発表した。
NTT東西のNGN上のIPv6接続、トンネル方式が6月1日、ネイティブ方式が7月26日スタート - ニュース:ITpro
NECビッグローブ、7月26日からNGN上でネイティブ方式のIPv6接 . . . 本文を読む
「電話ってのは究極のクラウドだ」と言う話がある。確かにNTTが提供している電話交換機能というのは「網」の中にあって、僕らはその機能をサービスとして利用している。そういう意味では、「クラウド化する世界」の中で紹介された電力会社の例と同じように、「クラウド」っぽい存在といえるかもしれない。
特にそれがIPセントレックスのように、これまでであれば企業内に設置されていたPBXの機能を「網」の中に組み込め . . . 本文を読む
先日、サーバのリプレイス工事があったのだけれど、外気が非常に冷たくて、データセンターの中の方が暖かい状態。そんなこともあってデータセンターの中でデータセンターについて考えてみた。
大きな流れとしては「クラウド」化しているとはいえ、それでデータセンター需要がなくなるかといえばそうではない。やはり自社で管理したいオンプレミス型のシステムもあるし、クラウドを提供するにしてもサービス事業者はどこかに物理 . . . 本文を読む
かってのASPブームとその終焉を知っている人間からすると、今回のクラウドも一過性のブームと感じているかもしれないけれど、今回のクラウドブームは本物だろう。とはいえ、一口にクラウドと言ってもそこには大きな断絶がある。1つは「プライベート・クラウド」と呼ばれているものであり、もう1つは「パブリック・クラウド」と呼ばれているものだ。
実際、この2つは似て非なるもの。一般的に「パブリック・クラウド」とは . . . 本文を読む