内田樹さんの秀逸の日本文化論。日本人の特性と「学ぶ力」の必要性が説かれている。感想でも述べるが「総合的な学習」がうまく機能していない理由もこの論に即して考えてみると面白いかもしれない。
日本辺境論 (新潮新書) / 内田樹
【要約】
日本人ほど「日本文化論(自国文化論)」が好きな国民はいないという。何年かに一度は「日本文化論」が流行り、次の「日本文化論」が出ると先のものはすっかり忘れ、新し . . . 本文を読む
写真でもみているかのような美しいカット割りが、その残酷さと対をなす。スタイリッシュでありながら、キリキリとしめ付けられるような痛み。1度罪を犯したものはどこまでも許されることはないのか、あるいは罪を犯していない人々の悪意は許されるのか。アンドリュー・ガーフィールド主演、ジョン・クローリー監督の考えさせられる秀作。
【予告編】
Boy A - Trailer
【あらすじ】
24歳のジャック( . . . 本文を読む
ついに「電波利権」の一角が崩れようとしている。著作権だ、放送法だと何かとネットでの利用に制約をかけ、あるいは優越的な地位にあった放送業界がついにその「建前」を崩そうとしている。もちろん彼らなりの計算があってのことではあろうが、それは「放送業界」のもつ既得権益の根底を崩しかねない。さて、パンドラの箱は開かれるのであろうか。
大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ:日経ビジネスオンライン
首都 . . . 本文を読む
KindleやらiPadやら、にわかに電子出版・電子書籍が盛り上がりつつあるけれど、こと日本にいるとそうした盛り上がりに違和感を感じてる人も多いと思う。そんな中、岸博幸さんが出版業界にとっての電子出版・電子書籍について書かれていた。
電子書籍の流通支配に出版社はいかに立ち向かうべきか?インターネット-最新ニュース:IT-PLUS
岸さんの話をまとめてみると、
ユーザーから見たKindleのメ . . . 本文を読む
法令遵守、コンプライアンス、日本版SOX法、内部統制、コーポレートガバナンスなどなど、言い方ややり方に違いはあるかもしれないが、こんなことがしたかったのという話。先日、あるお客さんからTV会議システムの注文を受けた時のこと、
お客さん 「直ぐに導入したいんで、発注しますよ。納期はいつになる?」
僕 「ちょっと品薄になってるみたいなんで、確認します。」
メーカーの担当者に連絡をして、
僕 「 . . . 本文を読む
昨年後半から今年にかけて2人の坂本龍馬が登場した。「JIN -仁-」で登場した内野聖陽が扮する坂本龍馬と大河ドラマ「龍馬伝」の福山雅治の坂本龍馬だ。視聴率はともに好調のようだが、こと「坂本龍馬」という役どころで見るとどうだろう。内野龍馬の「男臭さ」や「がむしゃらさ」、「人を引きつける魅力」に満ちているに対して、福山龍馬はどうだろう。坂本龍馬的な魅力やイメージと程遠いのではないか。
坂本龍馬のイメ . . . 本文を読む
後輩にこんな記事がありますよ、と紹介されたのが「音楽産業とマスメディアの次にインターネットが破壊するのは金融業界だ?ついに」。ちょっとこの記事について考えてみた。
音楽産業とマスメディアの次にインターネットが破壊するのは金融業界だ?ついに
そもそも音楽業界が破壊された背景とは何なんだろう。その根本にあるのは「デジタル技術」の発達だ。その影響は多岐にわたるのだろうが、ここでは3つの点で考えてみよ . . . 本文を読む