尖閣諸島の領土問題を巡って日中が激しく対立しているけれど、両者の言い分を聞いていると、日本は「1885年から1895年までどこの国にも属していないことを調査した上で」といつから領土としたのかを明示しているが、中国側では「固有の領土」という主張に終始している。
島国・日本にいると「固有の領土」と言うとそこに歴史的連続性を見出しやすい。縄文人や弥生人の頃ならいざしらず、大和朝廷が成立して以降は「倭国 . . . 本文を読む
amazonがついにリアルな世界の決済に進出する可能性についてCnetが伝えている。記事の内容自体はあまり中身のないものだけれど、火のないところに煙は立たず、近いうちに現実となるのだろう。
アマゾン、モバイル決済進出のうわさに新情報 - CNET Japan
日本のネットの世界で決済手段というと「Yahoo!ウェレット」「楽天ID」「amazon」だろう。このうち楽天IDはネット上のショッピ . . . 本文を読む
今、読んでいる本(「銃・病原菌・鉄」/ジャレド ダイアモンド)に「マオリ族」と「モリオリ族」の話が載っていた。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 / ジャレド・ダイアモンド
マオリ族とモリオリ族はともにポリネシア人をルーツにもつ部族。マオリ族はニュージーランドを先住地とする部族でニュージーランドは温暖な気候でポリネシア式農作物を育てる農耕民族。彼らは農具をはじめとした . . . 本文を読む
経験や習慣の延長上の直感よりは理性的に判断したほうが適切な場合も多いし、かといって頭で考えるよりも直感的に感じたことの方が正しいこともある。いずれにしても余計なノイズを取り除いて、現実をありのままに直視することが大事なのだろう。
そう考えたとき、経済界のリーダーたちの目は果たして「曇りなき眼」と言えるのだろうか。
原発ゼロ方針 「承服できぬ」 米倉経団連会長 - SankeiBiz(サンケイ . . . 本文を読む
改めて役者として参加した「かしわ演劇祭」。「かしげき(かしわ演劇祭)」自体の雑感は先日書いたけれど、個人的な反省点をまとめておきたいと思う。そういう意味ではこの記事は個人的な備忘録だ。と、同時に、それは役者というものの可能性についての考察でもある。
今回、僕が参加した芝居は、どこにでもありそうな日常的な風景の断片。無口で独善的な父親とその父親に気を使う母親、そうした父の態度に苛立ちを隠せない弟と . . . 本文を読む
演劇不毛の地「かしわ」。その柏で2012年9月15日~17日の3日間で「かしわ演劇祭」が行われた。
昨年度は観客として参加した「かしげき」。2回目の今回は演者として参加。昨年は(ある意味、今でも)柏は演劇不毛の地だと思っていたのだけれど、こうして参加してみると、「芝居」をやりたいって人がこんなにいたのかと驚いてしまう。
今年は11団体12作品が参加。その中には今回のために結成されたユニッ . . . 本文を読む
89年の天安門事件が起こったとき、僕はまだ学生で、その民主化を求める同時代の若者たちが弾圧される姿に「怒り」と全く不甲斐ない自分たちや日本の学生に「苛立ち」を感じたことを覚えている。
1989年の天安門事件というのは、当時、改革開放路線と自由化を推進してきた胡耀邦の死をきっかけに、民主化を求めて天安門広場に集結した学生や市民に対して、人民解放軍が武力弾圧した事件。それまで「中国人民解放軍」は「人 . . . 本文を読む
「エンデの遺言」を読んだからというわけでもないのだけれど、「金」が「金」を生むというある意味、当たり前となっている世界に対する違和感というものがある。実体経済の20倍とも100倍とも言われる投機マネーが存在し、より多くのお金を目指して世界を闊歩する。必死に商品を製造・販売し稼ぎ出した儲けも、数円の円高で全てが消えてしまう。物やサービスを生み出すことよりもモニター上の数字を追いかけることがより多くの . . . 本文を読む
突如として浮上した「40歳定年制」。あまりにも唐突ではあるのだけれど、考え方の背景などを聞けばそれはそれで納得する部分も多い。
社会保障を根底から変える「40歳定年制」:日経ビジネスオンライン
そもそも「60歳定年制」が確立した時代とは状況があまりにも違う。時代の変化は高度成長期と比べても桁違いに早くなっているし、競争環境もあらゆる分野でグローバルでの競争が必要となる。そして何よりも先進国の中 . . . 本文を読む
通販を中心に販売しているIT業界向け専門誌から勧誘の電話があった。まぁ、昔から購読しては止め、またしばらくしたら購読するというパターンが続いているので、このタイミングで連絡してくるのはあながち間違いではない。
購読を止めた理由は単純で「電子書籍」版がないから。正直、IT系のノウハウや事例が詰まっている雑誌なので、しばらくするとそこで紹介された技術や内容は「古く」なってしまう反面、ちょっとした時に . . . 本文を読む
声を出す。芝居をやる上では最も基本的な行動だ。それこそ15年以上ぶりに、役者をやってみいるとその基本的な行動がこんな難しかったのかと改めて思う。
今回の役柄は、出番の殆どを椅子に座って台詞をいう役。ずっと、心配したり考え込んだり悩んだりと、ざっくりいうと深刻そうにしている。その上、日常的なシーンで構成される芝居なので、必要以上に大きな声をだしたり、大仰な台詞回しができなかったりする。
まぁ、そ . . . 本文を読む