アベノミクス効果か円安、株高(さらには給与増?!)と続き、景気がよくなったような話題が続いているのだけれど、一次的な効果はともかくこれが継続するのかと言われると、もう1つピンとこない。
そんな時、マネックス証券の松本大CEOの記事を読んだ。松本さんの意見は勉強になることも多いし、個人的には非常に好きなんだけど、今回のこの「「踊る阿呆に見る阿呆」で言えば、今はアベノミクスに「踊る」ときである」とい . . . 本文を読む
BYOD(Bring Your own Device)の本格的な導入にともなって、おそらくこれから様々な課題が出てくるのだろう。例えば労務管理、勤務時間に関する考え方などはまさに最初の課題。そうでなくても労働集約型業務から知識集約型業務への移行は、当然、「知識」は誰の資産かという問題を孕むことになる。
実際、仕事中に手に入れられる秘匿性の高い情報というのは、当然のことながら会社に帰属すべきだ。自 . . . 本文を読む
今、何かと話題の佐野眞一さんがダイエーの元会長・中内功と枝肉商・ウエテル(上田照雄)について書いた文章の中に、中内功が新しくできたダイエーに視察に行った時の様子が書かれている。プロレスラーを思わせる屈強な男たちを引き連れて新店舗に現れた中内は、店頭で立ち止まり大きく息を吸い込むという。そこには当時では珍しい店内で焼きたてを提供する「パン屋」が存在し、そこからの焼きたての「パンの匂い」が数m離れた店 . . . 本文を読む
成熟した資本主義では「必要」だから「欲しい」のではなく、「欲望」そのものを作り出さねばならない。これが次の潮流です、新しいムーブメントです、皆が手を出す前にいち早く手を出さないと…そんな状況はITの世界でも変わりはない。そして今、ITの世界で声高々に叫ばれているのが「BYOD(Bring YourOwn Device)」だ。
「BYOD」は「私的デバイスの活用」とも言われ、これまでであれば会社が . . . 本文を読む
突如として浮上した「40歳定年制」。あまりにも唐突ではあるのだけれど、考え方の背景などを聞けばそれはそれで納得する部分も多い。
社会保障を根底から変える「40歳定年制」:日経ビジネスオンライン
そもそも「60歳定年制」が確立した時代とは状況があまりにも違う。時代の変化は高度成長期と比べても桁違いに早くなっているし、競争環境もあらゆる分野でグローバルでの競争が必要となる。そして何よりも先進国の中 . . . 本文を読む
通販を中心に販売しているIT業界向け専門誌から勧誘の電話があった。まぁ、昔から購読しては止め、またしばらくしたら購読するというパターンが続いているので、このタイミングで連絡してくるのはあながち間違いではない。
購読を止めた理由は単純で「電子書籍」版がないから。正直、IT系のノウハウや事例が詰まっている雑誌なので、しばらくするとそこで紹介された技術や内容は「古く」なってしまう反面、ちょっとした時に . . . 本文を読む
あらためて組織文化を変えるのは大変なことだと思う。今回は僕は「変えられる側」あるいは「変えていかねばならない側」ではあるのだけれど、変えようとしている側=経営陣・経営企画部門が何をしようとしているかが分かるからこそ、遅々として進まない状況にあらためて感じるのだ。
今、僕らの組織ではSelsforce.com(SFDC)を活用しようとしている。
こういうと前向きな表現だが、本当はそうではない。会 . . . 本文を読む
日曜日、買い物に行く途中に、車のガソリンが少ないことからガソリンスタンドを探す。国道沿いであればともかく、ちょっと裏道を走っていたためか、開いているガソリンスタンドが意外と少ない。そう言われると、ガソリンスタンドの数自体が減ってきているような気がする。
ガソリンスタンドが減った理由としては、1)自動車の利用者の減少、2)セルフ型スタンドの増加にともなう競争の激化、3)エコカーの増加 といったこと . . . 本文を読む
C向けのネットサービスの担当からB向けの法人営業部門に来て思うことは、昔と違って今はC向けの方が先にいっているのだなぁ、ということ。
IT業界の移り変わりの速さは尋常ではないけれど、特にここ5~10年くらいは少人数のベンチャー企業が次々に新しいサービスを生み出したし、ソーシャルメディアの興隆はそれまでの大規模なDBや材料を自社で用意しなくてもネット上で収集することを可能にし「資本」よりも「アイデ . . . 本文を読む
ロードサイドショップが立ち並ぶ16号沿い。近所に新しいマクドナルドがOPENしたので、昼飯がてらに覗いてみる。仕事中の時間調整にお茶することはあっても、こういった郊外型のマックに、しかもハンバーガーを食べる目的で入るなんて久しぶりのことだ。
これは別に「スーパーサイズ・ミー」の影響というわけではなく、単に味覚の問題。モスやレストランなんかのハンバーガーは嫌いではないけれど、マクドナルドやロッテリ . . . 本文を読む
7、8年前だろうか、経営学を教えている米倉誠一郎先生と定食で一緒になって、日本国内を中心に考える発想から変えなければならないといった話をしたことがある。「…そうですよね。DoCoMoが日本で1番のシェアを持っているといっても5~6千万。でも中国だとNo2、No3でも軽く1億人超えちゃいますね」。当時は中国市場が勃興している最中。大前研一さんが「チャイナ・インパクト」などを上梓した頃だ。
この頃か . . . 本文を読む
先日のWBSでマイクロソフトの「キネクト」を利用して新たなサービスを立ち上げているベンチャー企業や大学の研究所を取り上げていた。番組の趣旨としては「ジェスチャー」を利用した新たなビジネスの紹介というところだろうか。
この特集を見ていて感じたのは、今のネットの世界を覆っている「競争戦略」と酷似しているということだ。
この特集では、マイクロソフトがwiiに対抗して開発したモーションセンサー「キネク . . . 本文を読む
特に関係のない記事なのだけれど、そのことが「現代」という時代を表しているようなので。僕らが学生時代の頃、世の中はもう少し分かりやすかった。テレビが見たければ、「テレビ」という箱を買ってこればよかったし、「電話」が欲しければNTTへの申込と「電話機」を用意すればよかった。逆に言えば、「テレビ」という箱がなければテレビは見れなかったし、「電話機」がなければ電話はできなかった。
しかし今はどうだろう。 . . . 本文を読む
ついにスティープジョブズがCEOを引退する。その後のレポートを見ている限り、一時的には株価への影響はあるかもしれないが、既にAppleはこの日のために準備を行ってきており、後任のティム・クック氏やAppleのデザインを担っているジョナサン・アイブ氏を中心に、引き続き市場での地位を維持できるような「企業」になっているという。
アップルのS・ジョブズ氏、CEOを辞任--後任はCOOクック氏 - C . . . 本文を読む
ノマドワーカー!とは全く真逆のエスタブリッシュ(苦笑)な企業で働いている人間からすると、例え外出が多くても、ノートPCを持ち歩いてマックで仕事♪というわけにはなかなかいかない。外部からの会社のネットワークにアクセスするためには、シンクライアントが必要だし、そのためには申請やら何やら「手続き」が必要になる。
そんなわけで、なかなか外部でどのように仕事をこなしているかということは表立っては書けないの . . . 本文を読む