【書評】1Q84 / 村上春樹 2012年08月20日 | 読書 いまさらながら「1Q84」を読む。新しい村上春樹。謎に満ちた展開と、解き明かされないまま終わりを迎えるストーリー。それでもこれは新しい代表作といえるのだろう。 1Q84 / 村上春樹 村上春樹の作品を読んでいると、その内的世界がいくつかの変化を遂げていることがわかる。 デビュー当時、鼠三部作の呼ばれる作品郡(「風の唄を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」)の頃の世界観というの . . . 本文を読む