ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

「ホテル ハイビスカス」―ぼろくても泊まってみたい三つ星ホテル!

2004年08月21日 | 映画♪
学校もあれば、キジムナー探しがあったり、家の手伝いもあれば、冒険もある。そうだ、大人なんかより子供はずっと忙しいのだ!「ホテル・ハイビスカス」は思わず子供時代のことを思い出させてくれる、しかも沖縄の魅力満載の映画だ。



ホテル・ハイビスカスは一泊四千円のところ、今なら沖縄料理付きで三千円。でもお客さんが泊まれる部屋はひとつしかない。ホテルを営む一家の1人、腕白な少女 美恵子は、学校の帰り道に行き倒れの青年 能登島を発見し、ホテルに運んでやることに。その日以来、能登島も家族の一員としてホテルで働き出す。木の精キジムナー探しやアメリカ基地内への冒険など、美恵子は今日も忙しい…

全編を通じてのストリーがあるわけではなく、ショートストーリーが連なっている作品。沖縄の独特の風習や「アメリカ軍基地」を抱える沖縄特有の問題、その結果としての複雑な家族関係など、かなりヘビーなテーマを扱いつつも、真っ青な空と真っ赤なハイビスカスと沖縄の人々の明るいキャラクターと美恵子の替え歌でほのぼのとした元気印120%の作品に仕上がっている。

でもきっと生きるってこう言うことなんだろうなぁ、と思う。20年も、30年も生きていけばいいことばかりではない。嫌なこと、つらいこと、過ちの1つや2つは誰でも抱えているのだろうが、それを深刻に引きずっているわけにはいられない。アメリカ軍基地のフェンス沿いを黙々と走り去るケンジや父親の顔を見たことのないサチコ、家族みんなを暖かく見守る父ちゃんにだって様々な想いがあっただろうが、その想いにとどまっているわけにはいらないのだ。

この映画で秀逸なのは、そんなものをさらっと流してしまいつつも、一番表現の複雑な美恵子の感情を自然体で描いてしまえているところ。

それにしても沖縄って、何でこんなに素敵なんだろう!


1 コメント

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トラックバック (なっちゃん)
2004-08-26 17:04:15
こんにちわー。

なちゃろぐのなっちゃんです。

遅くなりましたが、

トラックバックありがとうございました♪

ホテル・ハイビスカスのようなホテル、

ぜひ探してみたいですね。

みんな家族みたいに出迎えてくれそうですもんね。

あ、そうそう、

Blog Peopleのリンクにも追加させて頂きますね!

よろしくお願いします。

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