まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の新緑:智積院「名勝庭園」・国宝「長谷川等伯の障壁画」

2013年05月01日 | 京都市東山区

今日は出かけた帰りに、東大路七条にある「智積院(ちしゃくいん)」へ行ってきました。智積院は、真言宗智山派の総本山です。全国に末寺が3千余ヶ寺、檀信徒は30万人を擁し、その中には、成田山新勝寺、川崎大師平間寺など有名なお寺もあります。江戸時代、豊臣秀吉の子、鶴松の供養のためのお寺「祥雲禅寺」の跡地を、玄宥僧正に家康が寄進し、紀州根来寺(ねごろじ)の塔頭の智積院を再興したことにはじまります。なお、紀州の根来寺は秀吉によって焼払われています。

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東大路に面し、七条通りの東の突き当りのため、お寺の前を通った事をある人は多いかもしれませんが、観光というより総本山としての存在感からか、ゴールデンウィーク期間中でも、観光客は少ないです。境内に入ると、街の騒がしさを忘れてしまうほど静かです。あちこちに紅葉の木が植えられ、特に、本堂(右上写真)の前の紅葉の木は、驚くほど幹が太いです。(左下写真)

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寺紋は「桔梗紋」、境内のあちこちに桔梗のモチーフが使われています。智積院の前身の「祥雲寺」を秀吉に命じられて建てた加藤清正の家紋が桔梗紋だったため、その功績を讃えてとの事だそうです。写真は、ルーツの根来寺から持ってきたという不動明王像を祀る「明王殿」と、その屋根です。

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本堂の、屋根の上や屋根の内部の飾りも桔梗です。

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たたみのへりも桔梗、そして当然、境内のあちこちに桔梗が植えられています。桔梗は冬には根のみで地上は枯れてしまいますが、今の季節は再び芽を出し葉を広げています。今年も初夏には花がいっぱい見られそうです。

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以上、参拝は自由にできますが、以下、収蔵庫と名勝庭園は有料です。

左下写真:収蔵庫には、国宝の楓、桜、松に秋草など大きな壁画が展示されています。作者は、長谷川等伯(はせがわとうはく)一派で、等伯は石川県の七尾で生まれ、墨絵を中心に仏画や肖像画を描いていました。その後上京して狩野派の門をたたきましたが作風が合わず、狩野派と対立する立場となった人です。

障壁画のうち、等伯の長子、久蔵の25歳の作である桜図と、その久蔵が26歳で急逝した翌年に父である等伯が描いた楓図は、日本の壁画を代表するものとして知られています。収蔵庫には、対立していた狩野派の障壁画も展示されています。狩野派の壁画は大きな松の木が1本描かれていますが、どーんと重圧感があり、豪華で装飾的、立派な植木鉢の松って感じです。一方、長谷川派の壁画は、写実的でやさしく、自然の広がりを感じます。(あくまでも私見) 右下写真:名勝庭園のある大書院の入り口です。

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名勝庭園を眺める大書院で、その国宝の長谷川等伯一派の障壁画の模写(レプリカ)を見ることができます。収蔵庫内は撮影NGですが、大書院は撮影OKです。

 

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左下写真:等伯の息子(26歳で急逝)が描いた桜図の模写一部。右下写真:息子が亡くなった翌年に等伯が描いた楓図の模写一部。大書院の障壁画はとても鮮やかですが、収蔵庫の実物は顔料で描かれ、時代を経て深みを増し迫力があります。本来の障壁画は火災等で焼失し、現存し模写されているのは実物の4分の1程なのだそうです。本来は見上げるほどの大きな木が描かれていたのですね~。見てみたかった・・・。

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大書院からの眺める名勝庭園です。 利休好みの庭と伝えられ、中国の蘆山を形どって造られています。池にかかる石橋から奥は、智積院の前身の祥雲禅寺(秀吉の愛児鶴松の菩提寺)のものです。桃山時代の庭の特色である自然石のみを用い、庭の外にある大木を借景とし、深山の中にあるような奥行きのある庭です。派手好きだった秀吉の好みなのか、植え込みが「バチ」の形になっています。わかります?写真の右から柱1本目と2本目の間です。

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ツツジの咲く頃が一番華やかとのことですが・・・開花はもう少し進むのかな?つぼみはそれほど確認できませんので、このくらいなのでしょうか。以前訪ねた3月の様子【前ぶろぐ】バチがよくわかります。ちなみにこのお庭、その昔、メナードのCMで岩下志摩さんが佇んでたところです。BGM♪は徳永英明さん。

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じーっと見てると・・・カメさん発見。そして、羅漢石の上にカワセミ???ちゃんと写真を撮ろうと思ったとたん、瑠璃色の羽を広げて飛んで行ってしまいました。(TmT)

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この庭は小堀遠州の作とも伝えられているそうです。この庭が造られたときはすでに利休は亡くなっており、利休ならこんな庭を好むのでは?と作られたそうですが・・・庭の水を常に濁らせ、緑を映りこむように工夫したり、バチ形の植込み、作庭当初は書院自体が池に浮いてた説?など、どちらかというと秀吉好みのような(・・?)まぁ、どちらの方にもお目にかかったことないので、よくわかりませんけどねぇ。

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大書院内もぐるりと拝観することができます。智積院にはたくさんの襖絵があります。今日は、平成20年に奉納された「日本の春夏秋冬」を題材にした墨絵の襖絵などが各部屋に展示されていました。以前、非公開文化財特別公開の際には、堂本印象の襖絵を見ています。【前ぶろぐ

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今日から5月。クール・ビズ、鴨川の川床も始まりましたが・・・時折吹く風も冷たく寒い日でした。ゴールデンウィークの中日という事もあり、拝観客は少なかったです。全くいないわけじゃないです。なるべくいない時を狙って写真を撮っています。σ(^^;)

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総本山 智積院 http://www.chisan.or.jp/

参拝自由 参拝者用駐車場有 庭園・収蔵庫拝観料(大人500円、中高300円、小200円) 拝観所要時間:50分~

 

 


「南座歌舞伎鑑賞教室」へ行ってきました。

2013年04月24日 | 京都市東山区

昨日、南座で開催中の「第二十一回南座歌舞伎鑑賞教室」へ行ってきました。春の名物公演で、ユーモアの中に趣向を凝らした解説と、わかりやすい演目で歌舞伎の魅力を案内してくれます。わかりやすさも魅力ですが、価格も・・・全席自由席でお1人様3,000円です。いい席に座れば超ラッキー。

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同時開催の「歌舞伎ミュージアム南座2013」も観覧できます。歌舞伎を盛り立てる小道具や乗り物、まねき看板、芝居錦絵の実物なども間近に見れます。まねき看板は近くで見ると、思ったより大きく感じました。

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上演の前には、落語家の桂九雀さんによる解説があります。鳴り物(BGM)、歌舞伎の道具、しぐさ、舞台装置など・・・とても分かりやすく楽しかったです。左下写真:室内舞台の上にある屋根↓これは昔の芝居小屋の名残りで、昔は舞台上のみ屋根があり客席は草だった・・・つまり、お客さんが「草(芝)の上に居る」ことから「芝居」と呼ばれるようになったそうです。なーるほどφ(..)メモメモメモ

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解説と同時に、観客から選ばれた美しい女性(自薦(^^;))が、歌舞伎衣装を着て舞台に立つという趣向もあり、とても楽しかったです。かけおち、お局、花魁、町娘、お姫様・・・衣装も美しいですが、短い間に仕上げた着付けが素晴らしかったです。さすがプロ~。

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解説の後の演目の1つめは「藤娘」です。会場全体が真っ暗になり、ぱっと明るくなると目の前に満開の藤の木が現れ、歓声が起こります。藤の精を演じるのは上村吉弥さんでした。上方歌舞伎に欠かせない貴重な美しい女方だそうです。演目の2つめは「供奴」です。吉原に行く主人のお供に遅れた奴が、提灯を掲げて花道に勢いよく登場します。軽快な音楽と、きびきびとした動きが心地よく、足拍子が一番の見どころです。奴を演じるのは上村吉太朗さん、中学1年生、期待の星です。堂々とした踊りの中にも、子供らしいかわいさがあって、とっても良かったです。

鑑賞教室は、解説が40~50分、15分の休憩をはさんで2演目行い、全部で約2時間でした。休憩時間や開始前などに売店で購入したお弁当を食べるのもOKです。観客は一般の方の他に、大学生の団体、小学生が授業の一環として鑑賞することもあるそうで、そのくらいわかりやすく気軽にって事ですね。(^^)

京都四條 南座 http://www.shochiku.co.jp/play/minamiza/

第21回歌舞伎鑑賞教室は4月20日~25日まで お1人様3,000円


京都の新緑:東福寺塔頭「光明院」波心の庭

2013年04月17日 | 京都市東山区

今日は午前中、東福寺の塔頭の「光明院」へ行ってきました。門をくぐってすぐの八重しだれ桜は見頃がすっかり過ぎています。でも、今日の目的はお庭です。

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光明院は、明徳2年(1391)創建の東福寺の塔頭で、別名「苔の虹寺」とも称されます。方丈の前の池泉式の枯山水庭園「波心(はしん)の庭」は、昭和14年、東福寺方丈庭園と同時期に設計されたもので、作庭家、重森三玲氏の初期の名作です。石の池の中に、三尊石組が置かれています。

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三尊石は、釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表し、それぞれの三尊石から、お寺の名前にちなんだ「光明」が発するように、大小75個の石が直線的に配置されています。三尊石を仰ぎ見るように置かれている多くの石は、羅漢(聖者)とされ、背後のさつきやつつじは、雲紋のように刈り込みされてい ます。今日はツツジやサツキの花が咲いていないかと思ってたのですが・・・まだつぼみでした。1~2輪は咲いてましたけど。(^^;)

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紅葉の季節とちがい、今頃は訪ねる人も少ないので、時折、数人のグループが来ては、去っていく・・・気が付けば空間を独り占めっていう幸運も・・・。

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光明院 京都市東山本町15-809 8:00~日没まで  東福寺の六波羅門を出て南へ徒歩1分です。拝観料:志納(300円) 拝観所要時間:20分~

光明院は以前もご紹介しています。【12/11/27】【11/12/05】【09/11/16】【09/7/13

ところで、今頃の東福寺は・・・新緑がまぶしいくらい美しいです。紅葉の季節もいいですが、ぜひぜひお出かけ下さい。4月20日(土)~5月6日(月・祝)迄、名宝展が開催され、三門の特別拝観なども行われます。

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東福寺
 http://www.tofukuji.jp/ 

東福寺および周辺の様子は【カテゴリ:東福寺】にて。


京都の桜「清水寺」(2013/4/1)

2013年04月01日 | 京都市東山区

今日は朝から清水寺へ行ってきました。本堂周辺のソメイヨシノがそろそろ満開を迎えます。

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今日は朝から良い天気です。一時、少なかったアジアからの団体客も増えて、清水寺周辺はとってもにぎやかでした。

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空は少し霞がかかったようになっていますが、京都市内を一望できました。

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境内のあちこちで桜が咲きみだれ、この季節はとっても華やかです。

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舞台から見える子安の塔の周辺にも桜があります。(まだ修復工事中)

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三重塔周辺、本堂舞台を見上げた桜も満開です。

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紅しだれ桜は、咲き始めの木もありますが・・・

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そろそろ満開の木もあります。

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茶わん坂周辺も満開です。今週半ばまでが見頃かな?↓

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この後は、門前の様子などをお伝えします。次のぶろぐにて。

清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/ 拝観所要時間60分~

4月7日まで夜の特別拝観が行われています。4月3日は清水の日で境内や門前を青龍が練り歩く青龍会が行われます。季節は違いますが夜間拝観【前ぶろぐ】青龍会の様子【前ぶろぐ】です。

門前に、市営駐車場(本日より2時間1,000円に値上げ)もありますが、ピーク時は満車です。公共交通機関ご利用をおすすめします。

清水寺はよく出かけています。【清水寺周辺:カテゴリ】京都の桜ぶろぐは【カテゴリ:】にて。


京都の桜:高台寺~円山公園(2013/3/28)

2013年03月28日 | 京都市東山区

今日の午後、小雨が降る中「高台寺」へ行ってきました。高台寺は、豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために北の政所が1606年に開創したお寺です。今の季節は、方丈の前庭のしだれ桜が楽しめます。

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案内通り、見頃、ほぼ満開でした。今月いっぱいがお勧めだと思います。

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右下写真:方丈から白い大きな観音様がみえます。霊山観音さんです。毎年、いち早く彼岸桜が咲きます。【前ぶろぐ】今年は見頃すぎてました。

 

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前庭には石組があります。この庭はライトアップを行っており、毎年レイアウトが変わります。夜見ると素敵なのでしょうけど、昼間はちょっと・・・。

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なお高台寺の桜は、庭園のしだれ桜がメインで境内には桜はほとんどありません。でも、そのなの通り高台にあるお寺ですから、広い庭を散策するのも楽しいです。

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高台寺 http://www.kodaiji.com/index.html 所要時間:30分~60分

拝観料:大人600円 中高250円 小学生以下無料 駐車場(1時間500円)拝観の場合は割引があります。 塔頭の圓徳院のお茶室がお勧めです【前ぶろぐ

門前の「ねねの道」の桜は咲き始め。3分ほどでした。

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ねねの道を円山公園方面へ(北上)歩くと・・・

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あちこち桜が咲いています。

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円山公園の桜は3~5分咲き、祇園しだれ桜はほぼ満開でした。

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京都の桜ぶろぐは【カテゴリ:】にて。

周辺の様子は【カテゴリ:東山区】 【カテゴリ:清水寺周辺】にて。


京都東山花灯路を覗いてきました。(2013)&桜開花

2013年03月16日 | 京都市東山区

昨日、開催中の「東山花灯路」に行ってきました。用事ついでに、さらっと覗いてきただけなのですが・・・。円山公園の祇園枝垂れ桜もライトアップされていました。ちなみに開花時期のライトアップはこんな感じです。前ぶろぐ】桜のつぼみ↓も、ふくらんで、京都に開花宣言が出るのはもうすぐかな~?

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暗くなる前に、知恩院さんの「カフェかりん」で一休み。ここは京の冬の旅のスタンプラリーの「ちょっと一服」の指定のお店でもあります。

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知恩院三門から北上・・・お天気も良くてとってもきれいでした。上弦の月も美しかったです。

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今回もあちこちにいけばなが飾られています。

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文人回廊もあります。京都ゆかりの著名な画家や作家の生涯が紹介されています。

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ライトアップされた大きなクスノキも神々しい・・・。ん?桜が咲いてる???

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気になったので、今朝、確かめに行ってきました。知恩院三門の北側の門の前の1本が咲き始めていました。数本ある中の一番若い桜で、ソメイヨシノよりは小振りでピンク色でした。

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東京にも開花宣言が出たし、京都は、今のところソメイヨシノはもう少し先のようですが、早咲きのしだれ桜は今にも咲きそうです。

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京都東山花灯路 http://www.hanatouro.jp/higashiyama/index.html 

2011の様子


まいまい京都「菩薩ワンダーランド・清水寺」に参加しました。

2013年01月31日 | 京都市東山区

先日(21日)、 まいまい京都さんの仏像大好きラジオリポーターといく菩薩ワンダーランド・清水寺に参加しました。まいまい京都とは、京都の店主、主婦、学生、占い師、職人さん・・・などバラエティに富んだガイドさんといっしょに、京都をまいまい(京都弁:うろうろ)する「京都のまち歩き」ツアーです。

今回のガイドは政田マリさんです。仏像が大好きでラジオDJ、似顔絵師、観光ガイド・・・と何でもこなす元気ハツラツな女性です。10:00、大谷本廟に集合して五条坂から清水寺へ、まいまいのスタートです。この日はとっても寒い一日、さぁ、一生懸命歩いて寒さも忘れましょう~!

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五条坂をしばらく上ると、日限地蔵尊の大きな赤提灯が目印!「安祥院」があります。安祥院は、江戸の中期に、木食正禅養阿上人(もくじきしょうぜん ようあ しょうにん)が、もともと南区久世大藪町にあったお寺(仁王護国院)を、今の場所に再建したのが始まりです。ちなみに“木食”とは、米穀などの五穀を断ち、木の実などを生で食べる修業をすることで、その修業をする僧のことを“木食上人”といいます。

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本堂の横にある地蔵尊も上人が建立されたもので、日を限ってお願いすればどんな願い事も叶えられるといわれ「日限(ひぎり)さん」とよばれ信仰を集めています。日限さんは、大きな銅(鋳物)のお地蔵さんです。この時代の鋳造の仏像は大変珍しく制作には財力が必要です。木食上人が民衆はもちろん貴族・皇族から支持されていた証拠です。なお「日限さん」とよばれる地蔵尊は全国各地にあります。以前、紅葉の季節に奈良の長谷寺の境内の日限さんをご紹介しています。【前ぶろぐ

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ちょうど御住職がいらっしゃったので、特別に本堂にあげていただき、ご本尊の阿弥陀如来像を拝ませていただきました。ここの阿弥陀如来は上人の自作で、六阿弥陀巡りのひとつとなっています。本堂には、木食上人が念仏の際にかぶった大きな傘や鉦などが展示されています。境内には大きなヤマザクラの木があります。清水の日限さんは、以前ご紹介しています。詳細は【前ぶろぐ】にて。

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続いて、産寧坂との分岐点にある「来迎院」さんです。このあたりからお土産店も増え一段とにぎやかになります。参道のお店は、清参道には清水詣を楽しむための仕掛けがいっぱいです。右下写真は、来迎院さんにある石「おもかるさん」です。伏見稲荷のおもかる石前ぶろぐ】のように、願い事を念じて持ち上げます。感じる重さで願いが叶う可能性?を占うのだそうです。堂内には、西国三十三所観音めぐりを一度にできる33体の観音様も安置されています。

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参道のお店に気をとられながらも・・・続いて「大日堂」へ。しばらく修復をしていましたが、修復が終わると、ここには、現在清水寺本堂に安置されている「被災松の如来像」前ぶろぐ】が安置される予定だそうです。東日本大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市の景勝地、高田松原の松を使い京都伝統工芸大学校の学生らが彫った大日如来坐像で、ブータン国王夫妻もノミをいれられた像です。

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出発してから1時間近く・・・ようやく清水寺の仁王門が見えてきました。でも、門をくぐる前に・・・手前にある小さな社「地蔵院善光寺堂」へ寄りました。16世紀に描かれた清水寺古図をみるとこの場所に六地蔵が安置され小堂が建っています。その後、観音信仰として如意輪観音が祀られ、明治中期の境内整理によって他の場所にあった善光寺如来堂と合併し「善光寺堂」と称してきました。本堂を窓から覗くと、中央に「如意輪観音坐像」右側に「善光寺阿弥陀仏三尊像」左側に「地蔵菩薩立像」が安置されています。

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本来ならば阿弥陀仏が本尊なのでしょうけど、如意輪観音坐像があまりに美しく人気があったので、中央に安置されているのだそうです。離れた場所から覗き窓 を通して見える如意輪観音さんのお顔はとても美しいです。(^^)現在ならば俳優やアイドル、当時ならば、仏像やお坊さんが人気の的だったのでしょうね。堂の右手前には「首ふり地蔵」が安置されています。祇園の太鼓持ちだった男性が建立したそうで、想う人の方向をに首を向けてお祈りするといいそうです。

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現在の首ふり地蔵さんは2代目です。ですから、今でも首が360℃回すことができます。回してみると意外に簡単に回せました。(^^)ちなみに、1代目はお堂の格子の奥に安置されています。自身を彫ったお姿なので、赤いよだれかけをめくると、手には太鼓持ちの必需品、扇子を持っています。今でも花街のおねーさん方から重宝されてるのか?よだれかけや帽子のお召し替えは頻繁だそうです。 

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地蔵院善光寺堂から奥へ行く道「成就院前ぶろぐ参道」を歩くと・・・石仏群があります。廃仏毀釈であちこちに打ち捨てられたものなどが集められています。地蔵尊、道祖神、なかには千手観音像もあります。この近くには大講堂、宝蔵殿、多宝閣があります。以前特別公開の時にご紹介しています。【前ぶろぐ

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いよいよ、清水寺へ・・・。以前、奥ノ院に安置されていた「濡れ手観音」が、北総門の近くに仮安置?されています。観音様の肩からかけて、自分自身の心身の清めと諸願成就を祈願します。奥ノ院の時の様子は【前ぶろぐ】にて。

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清水寺参道には、お地蔵さんや観音さん、如来さん、菩薩さん・・・たくさんのパワースポットがあります。八つ橋の試食やお土産店を楽しむばかりでなく、「あちこちのパワースポットを訪ねて楽しめるテーマパークのような場所なんです」と、ガイドの政田さんがお話しされていました。その通り、私も人に清水寺を勧めるときは、参道のお土産も充実、自然を楽しみながら歩け、眺め良し、観音様良し、子供から大人、外人さんも楽しめるお勧めの場所だよ~って言っています。(^^)

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スタートして2時間ほど、ようやく本堂に到着です。本堂にはご本尊が安置されています。靴を脱いて本堂に上がることができますが、靴箱もないし、わかりやすい案内もないので、本堂に上がるのを躊躇する人が多いのだそうです。私も昔は上がっちゃダメなのかな?って思っていましたが、一度上がってからは、時間があるときは必ず上がって奥のご本尊にお参りするようにしています。

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ご本尊の千手観音像は「清水型」とよばれる独自のお姿をしておられます。秘仏で33年に一度御開帳されます。最近は2000年に御開帳、2008年~2009年の特別御開帳が行われていました。【前ぶろぐご本尊が安置された厨子前には、御前立(模した像)の仏像が安置されています。本堂では舞台からの眺めだけでなく内陣の暗闇に浮かび上がる素晴らしい観音様のお姿をぜ~ひ拝んでくださいね!

まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/ 

まいまい京都の過去の参加コースはブログ内検索にて

清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/  拝観料:大人300円 小中200円 拝観所要時間:40分~ 門前の市営駐車場はピーク時は満車の事がほとんどです。

清水寺は1年を通じてよく出かけています。ブログ内検索にて。

 

【おまけ】今回のまいまいはirohaさんと一緒に参加しました。ぶろぐでご紹介したご朱印はirohaさんがいただいたものです。終了後、清水ウェディング「東山庭 Higashiyama Garden」でランチを頂きました。昨年秋にオープンしたお店です。清水寺から五条坂を降りずに駐車場の右側(北側・松原通)を降りるとあります。

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前菜は「わらさ炙り西京味噌の雲丹ソース」です。「わらさ」とは、ぶりの出世途中の名称(関東地区)です。関西なら「はまち」、北陸なら「ふくらぎ」です。最初は「さわら?」って思いましたが食べると違うし・・・あとで調べたら、こういう事でした。本社が東京だから「わらさ」なのですね、きっと。(^^;)パンには、オリジナルのジャムがついています。人参、かぼちゃ、ゴマ。

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パスタは「紅ズワイガニと九条葱のアーリオ・オーリオ」、デザートと飲み物がついて1,800円です。清水参道という場所柄を考えるとそれほど高い値段ではないです。高いけど。(^m^;)おちついた雰囲気なので、女性同士、カップルにお勧めです。

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東山庭 http://kiyomizu-higashiyamagarden.com/index.html


都七福神めぐり「六波羅蜜寺」弁財天

2013年01月20日 | 京都市東山区

一昨日、六波羅蜜寺へ出かけました。六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、天暦5年(951)、空也上人により開創されたお寺で、西国三十三ヶ所観音霊場の第17番の札所でもあります。当時、京都に流行した悪疫退散のため、空也上人自らが十一面観音像(現在の本尊・国宝)を刻み、御仏を車に安置して市中を曳きまわり、梅干しと結び昆布を入れ仏前に献じたお茶を病者に授け、歓喜踊躍(かんきゆやく)しつつ、念仏を唱え病魔を鎮められたといわれています。現在も、このお茶は皇服茶として伝わりお正月の3日間に授与されています。もともとは村上天皇の流行り病のために観音像を造りお茶を献上したことから「皇」の文字が使われているようです。大福茶、大服茶の名で、京都の茶舗でも見かけます。

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宝物館には、念仏を唱えると、口から6体の阿弥陀像になって現れたという伝承を写した「空也上人立像」「平清盛坐像」など、教科書で見かけるような超有名な宝物を間近に見ることができます。また「鬘掛地蔵」とよばれる、髪を持った地蔵菩薩も安置されています。一説によると、その昔、亡母を弔う費用もなかった娘が、布施として自分の髪を供えたとされています。しかし、髪をもつ姿から増毛や抜け毛に御利益があるのでは?と、たくさんの願文などが供えられています。(^^;)

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さて、今回の目的「都七福神めぐり」の弁財天ですが・・・本堂の手前に、金ぴかの弁財天を祀ったお堂があります。弁天様は水を神格化した女神で、人々に財宝を与え、お祈りすることによって、清き水がすべての汚れを清める如くときはなたれるそうです。

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ご朱印所には、銭洗い弁財天さんも安置されています。お金を清めると増えるかも~。

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ご朱印300円です。ここではご朱印帳は1,700円でした。

六波羅蜜寺 http://www.rokuhara.or.jp/

参拝自由 宝物館:大人600円 拝観所要時間:約30分(宝物館含)


清水寺「今年の漢字」見てきました。2012

2012年12月17日 | 京都市東山区

昨日、清水寺に展示されている「今年の漢字」を見に行きました。紅葉シーズンも終わり、少し落ち着きを取り戻した京都です。ホッ(^^;)

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でも、清水寺は相変わらずの人出。修学旅行の団体さん、外人さんの団体も、ちらほら・・・。本堂手前で、男子学生の人気を集めてるのは、大黒さん↓・・・ではなく、高下駄と錫杖です。力自慢の人は持ち上げてみましょう。詳細は【前ぶろぐ】にて。

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毎年12月12日の「漢字の日」に、財団法人日本漢字協会から発表される「今年の漢字は“金”」です。 金環日食など「金」に関する天文現象の当たり年であり、オリンピック、ノーベル賞などの「金」字塔が打ち立てられた1年であり、生活保護費の不正受給など「金(かね)」をめぐる問題が表面化したことより選ばれました。和紙のサイズは縦150cm×横130cmです。

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今年の漢字のパネルは、12月31日の正午まで、本堂に展示されています。以前ご紹介した、被災松で作った如来像前ぶろぐ】も、まだ安置されていました。半年ほどの安置と聞いていましたが、また会えてうれしかったです。本堂は、靴を脱いで上がることができます。

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本堂から奥ノ院を見ると・・・まだまだ工事中です。ここしばらく改修中で、幕がかけられていた子安塔の完成が近いようです。子安塔は、聖武天皇、光明皇后の祈願所と伝わっていますが、詳しい創建時期はわかっていません。現在の建物は明応9年(1500)のものです。明治の終わりまで仁王門の左手前に建っていましたが、現在の場所に移築されました。高さ約15メートル、三重塔の内部には、子安観音(千手観音)をお祀りし、安産に大きな信仰を集めています。

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三重塔と本堂の間の朝倉堂↓はまだ改修中です。(青い屋根の部分)子安塔は、本堂から見ると、建物の部分が、なんとなく円柱に見える様な気がしましたが・・・近くで見ると普通でした。屋根の反り返りの効果で錯覚するのかな~?

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紅葉はほんの少し残っていました。

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昨年に引き続き、忠僕茶屋で、瓶のコーラ飲んできました。(^^;)今どきの子供には、瓶ジュースが珍しいらしい・・・。王冠も。

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清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/  拝観料:大人300円 小中200円 拝観所要時間:40分~ 門前の市営駐車場はピーク時は満車の事がほとんどです。

清水寺は1年を通じてよく出かけています。【清水寺周辺:カテゴリ

【おまけ】参道のお土産店「普門庵」さんへ寄ってきました。細い通路の先にお土産店とカフェがあります。昨年オープンしたお店です。

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新しいお菓子も増えていました。試食もできるし、バラ売りもあります。新登場の洋せんべいがおいしかったです。

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普門庵 http://www.fumon-an.co.jp/

*餡子のものよりチョコのものが個人的にはお勧めです


八坂神社「美しさん詣」&祇園小石「クリスマスの飴」

2012年12月14日 | 京都市東山区

先日(11日)、京都市動物園の帰りに、市バスの中から八坂神社を見ると「美御前社修復竣功」の看板が目に入りました。そこで市バスを降りて、お参りに行ってきました。

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境内には、まだ紅葉の美しいところが・・・すっかり冬気分でしたが(^^;)まだまだ、紅葉が楽しめる場所があるのですよね。下鴨あたりもまだ楽しめるみたい。

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「美御前社」には美人の誉れ高い「宗像三女神」がお祀りされています。その宗像三女神のうちでも、ことに際立つ美人が市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)といわれています。神仏が習合していた時代は七福神の一神である弁財天(弁天様)と同じ神として崇められ、さらには美貌の女神とされる吉祥天とも習合していたそうです。これにより、財福、芸能、美貌の神としての信仰があるそうです。

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社の前には、顔などにそっとつける「美容水」が出ています。八坂神社には、いろんな種類の絵馬があります。干支、大国主命、をけら詣、蛭子社、西楼門などがあります。(各500円)

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他にも、珍しいものとしては・・・祇園祭の長ーい絵馬(700円)、ハート型の縁結びの絵馬(500円)もあります。合格祈願の手ぬぐいもあります。(300円)手ぬぐいに描かれた鳥居の下に学校名を書いてお祈りすればいいそうです。

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八坂神社は、大晦日からお正月にかけて「をけら詣」で賑うのでしょうね~。寒いし、行ったことないけど・・・。我が家の氏神様は城南宮だしね。(^^;)

八坂神社 http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/index.html

【おまけ】八坂神社の門前・・・祇園小石さんでクリスマスの飴を買ってきました。(367円)店内は、飴の味見も気軽にできて、1袋からお買い求めできます。

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祇園小石は、祇園石段下に店を構える創業七十余年の京の飴屋さんです。変わらぬ伝承技法で造られる京飴は銅鍋(あかなべ)によって高温で煮つめ短時間で冷却、成形されています。他社のものより、比較的ながーく、口の中にあるような気がします。(お口の中で長持ち)

祇園小石 http://www.g-koisi.com/index.php


京都の紅葉(12/11/27)東福寺塔頭「光明院」

2012年11月27日 | 京都市東山区

今日は、午後から東福寺へ行きました。【前ぶろぐその後、東福寺の六波羅門を出て南へ徒歩1分・・・「光明院」へ行きました。

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光明院は、明徳2年(1391)創建の東福寺の塔頭で、別名「苔の虹寺」とも称されます。
普段は静かなお寺ですが、新緑や紅葉時には、訪ねる人も増えます。オフシーズンは、拝観受付はなく、入口の竹筒に志納します。今の季節は受付で拝観料を支払います。(300円)

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方丈の前の池泉式の枯山水庭園「波心の庭」は、昭和14年、東福寺方丈庭園と同時期に設計されたもので、作庭家、重森三玲氏の初期の名作です。石の池の中に、三尊石組が置かれています。三尊石は、釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表し、それぞれの三尊石から、お寺の名前にちなんだ「光明」が発するように、大小75個の石が直線的に置かれてます。紅葉は盛りを過ぎています。ちょっと残念ですが、十分美しいです。

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人がいっぱいの東福寺に比べたら、ここは驚くほど静かです。私が訪ねた時は、参拝客は20人ほどでした。

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今日は、傘が降らない程度の雨が降ったり止んだり、時折、日も射しました。午前中は寒かったけど、午後はそれほどでもなかったです。

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お庭を見ながら、おはぎを頂きました。(おはぎとお番茶400円、おはぎとお抹茶600円)ここのおはぎは、泉涌寺バス停の音羽屋さんのものです。ほとんど潰してないようなもち米が特徴です。あんこ+おにぎりみたいな・・・。でも、おいしいのです。お気に入り。(^^)v 以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

光明院 東山区本町15-809 8:00~日没  紅葉見頃は今週末までかな?

拝観料(志納ですが紅葉期は300円です)

光明院は以前もご紹介しています。【11/12/05】【09/11/16】【09/7/13


 


京都の紅葉(12/11/27)東福寺「通天橋」

2012年11月27日 | 京都市東山区

今日は、午後から「東福寺」へ出かけました。(1:30頃)紅葉はまだまだ見頃の案内もあり、続々観光バスも人も東福寺を目指しています。(^^;)昨年なら、今頃が盛りでしたもんね・・・。九条通りから東福寺へ行く途中にある「退耕庵」の紅葉がきれいでした。(非公開、以前ご紹介しています:前ぶろぐ小野小町に寄せられた恋文を体内に納めた大きなお地蔵さんが門をくぐってすぐのところにあり、この場所は自由に参拝できます。

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たくさんの人と、「右側通行!右側通行!」と、安全を促す警備員さんのスピーカーの声にもまれながら・・・ようやくついた臥雲橋から通天橋の眺めは・・・盛りを過ぎていました。でも、きれい・・・。(^^;)この場所までは無料です。

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通天橋拝観料(400円)を払って(北駐車場の特設売り場で買うとスムーズです)、再び人の波にもまれ、通天橋から、先ほど通った臥雲橋を見ると・・・こんな感じ↓

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通天橋から、その反対側、方丈の通天台を見るとこんな感じ↓昨日も冷たい雨が降り続いていたし、今日は風が冷たいし・・・色あせ感がありますが・・・きれいです。(^^;)

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通天橋から、再び人の波にもまれ、開山堂へ行くと・・・紅葉はありません。あしからず・・・。ここの重要文化財の砂の庭、立ち入り禁止にもかかわらず、4歳のまじくんが知らずにザクザク歩いた事があります。すいません。【前ぶろぐ

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再び人にもまれ・・・紅葉の渓谷の洗玉澗(せんぎょくかん)へ下りると、2,000本の紅葉が楽しめます。もみじの絨毯が美しい・・・。

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洗玉澗から、通天橋を見上げると・・・ぎっしりの人が(^^;)

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今年の紅葉は、昨年に比べ進行が早いものの、とてもカラフルです。昨年の秋は暖かかったし・・・今年は寒いからかな?

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足元には、ふわふわのもみじの絨毯が広がっています。(^^)

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以前の紅葉の様子は前ぶろぐにて。11/12/05  10/11/29通天橋  方丈

東福寺 http://www.tofukuji.jp/  紅葉シーズンは駐車場利用が出ません。自転車の場合は南門から上り、六波羅門より入ってください。(駐輪:無料)

東福寺はよく出かけています。【東福寺周辺:カテゴリ

この後は、塔頭の光明院へ行きました。次のぶろぐにて。


新緑の清水寺行ってきました。「被災松の如来像」

2012年05月02日 | 京都市東山区

今日の午前中、清水寺へ行ってきました。ゴールデンウィークの真っ最中ではあるものの・・・平日なので、まじくんは学校です。右下写真:先月ここを訪ねたとき咲き始めていた明保野亭のしだれ桜【前ぶろぐ】は、すっかり葉桜です。

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9:00頃到着、明け方からずっと雨のためか、人も少なめ・・・。

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ところどころに植えてある牡丹の花が見頃でした。現在、成就院の特別公開が行われています。以前、秋の特別公開の際にご紹介しています。【前ぶろぐ】ここの庭園は、庭の石が月明かりに照らされ、白く浮かび上がるように見えるそうです。

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経堂では「京都伝統工芸大学校 学生展」が行われています。仏像をはじめ、陶芸、漆芸作品などが展示されています。(4月29日~5月6日まで:見学無料)

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現在、本堂には、昨日、被災松で制作した如来像が奉納され安置されています。東日本大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市の景勝地、高田松原の松を使い京都伝統工芸大学校の学生らが彫った大日如来坐像です。海水につかった木で彫るのはかなり苦労された様子・・・。*写真クリックで拡大すると如来像が見えます。

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仏像制作は学生のほかに被災地を巡回し1万人以上の人がノミを入れ、昨秋来日したブータン国王夫妻もノミ入れをしておられます。如来像は思ったより大きな像(2.7m)で、前に腰を下ろしてお顔を見上げると、どっしり力強さを感じました。この大日如来像は、半年ほど清水寺本堂に安置したのち、清水寺の塔頭の真福寺に本尊として安置する予定です。(真福寺は参道にあります)ちなみに大学と清水寺の大黒さまの修復【前ぶろぐ】を頼んだのが縁だそうです。

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先月は桜でいっぱいだった境内も、今は新緑の海の様です。雨に濡れた新緑がとてもきれいでした。

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帰り頃には、どんどん参拝客が増えてきました。さすがGW、修学旅行生も続々です。

清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/  拝観料:大人300円 小中200円 拝観所要時間:40分~ 門前の市営駐車場はピーク時は満車の事がほとんどです。

清水寺は1年を通じてよく出かけています。【清水寺周辺:カテゴリ


京都の桜:円山公園・高台寺・霊山観音(12/04/03)

2012年04月03日 | 京都市東山区

今日の午前中、東山の「霊山観音(りょうぜんかんのん)」へ行ってきました。毎年、ソメイヨシノの開花宣言の前に、彼岸桜が満開になります。なお、京都の桜開花宣言は本日の朝に出ました~!先日、気象台の標準木をご報告しましたが…庁舎建設の影響で日陰ができるなど観測環境が変化したため、二条城の北大手門近くにある木が今年の標本木だそうです。

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今日は全国的に春の嵐の予報。京都は午前中から雨が降り、午後には強い風が吹き荒れていました。花が散らなければよいのですが・・・。

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雨に打たれて、花も下を向いています。

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霊山観音境内では、毎月3日に「かんのん市」が行われています。この日は拝観料が要りません。しかし、今日は嵐のため、静かでした。(^^;)出ていたお店は、数軒、ちょっとお気の毒。

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霊山観音 http://www.ryozen-kwannon.jp/ 拝観料 大人200円 小人150円

霊山かんのん市実行員会 http://www.kannonichi.jp/

霊山観音の側には、高台寺があります。高台寺の庭園のしだれ桜は、まだ開いてないようです。

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ねねの道もまだ咲いていません。昨年の様子は【11/3/30】にて。

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高台寺 http://www.kodaiji.com/index.html

【おまけ】円山公園は、咲いているものもちらほらありますが、まだまだです。

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