1ヶ月のご無沙汰でした。以前のぶろぐでご報告した通り、家業を廃業&自宅を減築で慌ただしい日々を過ごしておりました。ようやく工事も完成・・・いざ、祇園祭の前祭「山鉾巡行」で華々しく?ぶろぐ復帰!と、思っていたんですが・・・。
なんと、台風の影響で、京都は山鉾巡行の前日からものすごい雨!真夜中に、携帯電話の避難警戒のアラームが鳴り響き・・・山鉾巡行当日(17日)は、大雨警報が発令されていました。それでも、午前5時には山鉾巡行が催行決定の案内・・・。え~(@Д@;)こんな大変な中に催行するの~!!と、甚だ疑問ではありました。雨が降る中、巡行が行われることはよくありましたが、これほどの大雨の中に催行とは・・・。
この時、私の脳裏には、昨夏の送り火の日の様子が・・・あの日は、富山からトミーズツアーのお客様をお迎えし、錦市場散策、嵐山で夕食、出町柳で送り火見学の現地ガイドをしていました。あの日も大雨警報が発令され、錦市場も嵐山も土砂降り・・・おまけに送り火の点火地域には土砂災害警戒が出ていました。こんな日に送り火するの~?と、やはり疑問ではありましたが、遠くからこの日を楽しみにして来ていただいたお客様の気持ちを思えば、なんとしても催行してほしい!と願うばかりでした。詳細は【前ぶろぐ】にて。
と、なると、警報が出てても、土砂降りでも・・・山鉾巡行を催行するしかないのかな~?と・・・。ならば、現地へ行って見学しようと思ったものの、やはり雨が強くて自宅でテレビ生中継を見る事にしたのでした。(写真はテレビから拝借)生中継を見ていると、予想を超えるほどの人出でした。朝6時ぐらいから四条通の人気の見学ポイントに人が場所取りのために並び始めたそうです。(後日発表では、例年の半分、それでも6万5千人の人出だったそうです。)
昨年の山鉾巡行の日は、御池通りで全部の山鉾を見ました。例年、予定がつけば見に行っています。毎年見ると飽きるのでは?と思われるかもしれないですが、不思議と飽きません。先頭を行く長刀鉾の生稚児さんが、けなげに頑張っている姿に目頭を熱くし、汗だくで祭りに従事する町衆に感動し・・・。新調したり、替えたりする懸想品を発見したり、共に長時間見学し続けた見知らぬ見学客との一体感を感じたりと・・・自分なりの楽しみがあります。昨年は49年ぶりに山鉾巡行が17日の前祭と、24日の後祭(+花傘巡行)に分けて行わました。今年は、四条通が拡張されて初めての巡行です。通りの真ん中を堂々と行く山鉾は迫力がありますね。
また、激しい雨を見込んで、懸想品が雨仕様となっている山鉾もたくさんありました。御神体を飾らないものや、前掛などが違うもの、蟷螂山は、蟷螂の姿もなかったです・・・。少し寂しいですが、これはこれで興味深いものがありました。山鉾を飾る懸想品はどれも貴重なもの、一度濡れてしまうと修復するのも大変です。赤い鳥居と紅梅が印象的な油天神山もこの通り、印象的な黒地の幕が飾られています。これはこれで素敵かも~。
前祭の最後を行く船鉾の飾りもいつもよりシンプルで、金色に輝く鷁(げき)がよく目立ちます。両翼長2.7mの大きな鳥です。
以上、今年の山鉾巡行のご報告でした。結局、巡行の時間、大雨警報はずっと出ていていました。時折激しい雨が降り、従事する人はもちろん、見学する人も大変だったと思います。しかし、今年も、予定通り催行されてよかったなと思います。24日には、後祭が行われます。こんどは天気に恵まれるかな?
祇園祭の昨年の様子は前ぶろぐにて。
前祭り町会所・ご朱印めぐり 前祭山鉾巡行2014 (1) (2) (3)
後祭ご朱印めぐり 山鉾巡行2014(1) (2) (3)花傘巡行