今日は午前中、洛西の古刹「善峯寺(よしみねでら)」へ出かけました。善峯寺は、 平安中期の1029年に開かれ、その後歴代の天皇の御崇敬が篤く栄えましたが、応仁の乱の際に焦土と化しました。徳川五代将軍綱吉の生母「桂昌院」により復旧され現在に至っています。
この寺には復興に尽力した桂昌院(徳川5代将軍綱吉の母)ゆかりの品などが数多く残されています。桂昌院(お玉の方)のように庶民から将軍の生母となる玉の輿にあやかろうと参拝する女性も多いとか?また西国20番札所でもあり、京都市中心地から少し離れていても、1年を通じて参拝客がたえません。
境内は、山の斜面に広がる「回遊式庭園」になっており、全てを回ると800メートルの距離、約40分かかります。桜、紫陽花、秋は紅葉が美しい場所です。ちょうど山の斜面にある「善峯白山・櫻あじさい苑」の、紅しだれ桜が見頃でした。
紅しだれ桜はそろそろ満開です。
その他に、ヤマザクラやしだれ桜など数種類の桜があります。八重桜はまだつぼみでした。来週末には咲き始めそうです。
今日はあいにくの花曇り・・・それでも善峯寺からの桜越しの眺めは最高です。(^^)
境内あちこちにある紅しだれ桜も満開でした。この後は八重桜が咲き始めます。
天然記念物の「遊龍(ゆうりゅう)の松」(樹齢600年の五葉松、かつての長さは54m)の先・・・経堂(桂昌院が一切経を納めた)のそばには、樹齢300年を超える桂昌院お手植えのしだれ桜があります。すでに盛りが過ぎています。しかし、まだまだ迫力があります。
善峯寺 http://yoshiminedera.com/ 入山料:大人500円 高校生300円 小中生200円 駐車場:普通車500円 拝観所要時間:60~90分
以前の様子は前ぶろぐにて。【15/11/30】【15/11/4】【13/6/28】【12/4/12】【12/4/14】【07/04/06】 紅葉の季節【08/11/22】 あじさいの季節【07/06/26】
善峯寺と隣接する三鈷寺も覗いてきました。三鈷寺は、平安時代の承保元年(1074)に善峯寺を開山した源算上人が草庵を結んで北尾往生院と号したのが始まりのお寺です。
江戸時代に書かれた「都名所図会」に「二大仏七城俯瞰(ふかん)の地」と記され、比叡山を始めとする東山三十六峯、宇治、木津方面と京都盆地を一望できる天空の寺です。境内の紅しだれ桜が満開でした。
境内からの眺めは、桜が見頃終了のものもありましたが、これから咲く八重桜もあり、まだまだ楽しめそうです。
三鈷寺 http://sankoji.com/index.php 参拝自由
本堂・客殿拝観:500円 拝観所要時間:30分~60分 以前詳しくご案内しています。【前ぶろぐ】【15/11/30】【15/11/4】
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