今日は午前中、東福寺の塔頭の「光明院」へ行ってきました。門をくぐってすぐの八重しだれ桜は見頃がすっかり過ぎています。でも、今日の目的はお庭です。
光明院は、明徳2年(1391)創建の東福寺の塔頭で、別名「苔の虹寺」とも称されます。方丈の前の池泉式の枯山水庭園「波心(はしん)の庭」は、昭和14年、東福寺方丈庭園と同時期に設計されたもので、作庭家、重森三玲氏の初期の名作です。石の池の中に、三尊石組が置かれています。
三尊石は、釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表し、それぞれの三尊石から、お寺の名前にちなんだ「光明」が発するように、大小75個の石が直線的に配置されています。三尊石を仰ぎ見るように置かれている多くの石は、羅漢(聖者)とされ、背後のさつきやつつじは、雲紋のように刈り込みされてい ます。今日はツツジやサツキの花が咲いていないかと思ってたのですが・・・まだつぼみでした。1~2輪は咲いてましたけど。(^^;)
紅葉の季節とちがい、今頃は訪ねる人も少ないので、時折、数人のグループが来ては、去っていく・・・気が付けば空間を独り占めっていう幸運も・・・。
光明院 京都市東山本町15-809 8:00~日没まで 東福寺の六波羅門を出て南へ徒歩1分です。拝観料:志納(300円) 拝観所要時間:20分~
光明院は以前もご紹介しています。【12/11/27】【11/12/05】【09/11/16】【09/7/13】
ところで、今頃の東福寺は・・・新緑がまぶしいくらい美しいです。紅葉の季節もいいですが、ぜひぜひお出かけ下さい。4月20日(土)~5月6日(月・祝)迄、名宝展が開催され、三門の特別拝観なども行われます。
東福寺および周辺の様子は【カテゴリ:東福寺】にて。
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