先日(10月29日)、古典の日の関連イベントの「街かど古典カフェ」のワークショップ(体験型講座)の第3回目へ行ってきました。前回に引き続き、上京区にある「京まちや平安宮」で行われました。
京まちや平安宮は、もともと山中油店さんの御隠居さんの離れとして建てられ、現在は、文化や歴史の発信基地として、いろんな講座などに使用されています。【前ぶろぐ】で内部をご紹介しています。写真は向かいにある山中油店さんです。江戸時代の文政年間(後期)に創業した老舗です。安政2年(1855)に建てられたお店は、質素倹約を旨とする初代の教え通りのシンプルな店構えですが、それがかえって歴史の重みを感じさせます。
この辺りは「出水(でみず)」という水の豊かなところで、その井戸水を利用した大きな水車が静かに回っています。お店の東側に「一本御書所跡」の石標が建っています。(写真右下)一本御書所とは、平安宮にあった施設で、世間に流布する書籍をそれぞれ「一本(1部)」ずつ書き写して保管もしくは、「一本書(1冊しかない稀覯本)」を納めさせ保管していたという説があります。
3回目の古典カフェは、現地見学でした。この辺りは、平安京内裏があった場所で、あちこちに遺構があり、あちこちに石標などが建っています。この日、またまた、カメラを忘れたので、携帯カメラです。すいません。(^^;)蔵人町家跡(天皇の秘書のような役職)には、マンションクロードが・・・。(^m^)*京都のいしぶみデーターベース
平安京の正殿である「大極殿」の跡地も見ました。大極殿を模して造られたのが平安神宮です。その後、京都アスニー内にある古典の日記念 京都市平安京創生館へ行きました。11月1日からリニューアルオープンしています。平安京で暮らす人々の衣食住や、平安建都1200年を記念して製作された「平安京復元模型」が、以前より広い範囲(別のところで展示されていた鳥羽離宮や岡崎などがプラス)で見ることができます。
毎週火曜日休館 10:00~17:00 入館料:無料
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