今日は、奥嵯峨野の紅葉を見に行きました。まずは、いつもの私のスタート地点、清凉寺です。(^^)清涼寺は、源氏物語の光源氏のモデルといわれる源融の山荘跡に、寺院を建立したことが始まりです。
宗派は初め華厳宗でしたが後に浄土宗となります。開基(創立者)は奝然(ちょうねん)、開山(初代住職)はその弟子の盛算(じょうさん)です。本堂には、寛和2年(986)に、宋から持ち帰った、釈迦37歳の生き姿を刻んだといわれる釈迦如来立像(国宝)が本尊として祀られ釈迦堂ともよばれています。右下写真は経堂です。堂内の輪蔵(りんぞう)を1回転すると一切経読誦(どくじゅ)した功徳(くどく)が得られます。実際に回せます。100円
本堂の参拝は自由にできますが、本堂内部と庭園拝観の場合は拝観料が必要になります。(大人400円)本堂内部には、寺宝や宗教画なども飾られています。また、今の期間はご本尊も間近に見ることできます。(堂内撮影NG)本堂を出て廊下を渡ると庭園が見えます。
弁天堂周辺の紅葉がとてもきれいでした。弁天堂は江戸後期の創建と伝えられています。
自由に写経を行うことができます。紅葉を見ながら・・・でなく専用のお部屋が用意されています。右下写真は・・・旅の思い出を綴るノートです。(^^;)
本堂周辺の紅葉も見頃です。
ただ今、霊宝館の特別公開中です。年に2回、春と秋に行われます。なお、この期間中は本堂のご本尊の幕もあがっているそうです。霊宝館には、国宝の阿弥陀三尊坐像が展示されています。源融が造らせた像で、亡くなる直前に自分の顔に似せて作らせたという「光源氏写し顔」の伝説があります。実際に拝見すると、光源氏のお顔の阿弥陀様・・・最近の映画で見るような優男でなく、しっかりとした体育系のお顔かな?その他にも、本堂ご本尊の体内納入品の絹製五臓六腑(レプリカ:本物は再びご本尊に収めてあります)など貴重な寺宝が展示されています。
境内には、精進料理の「竹仙」さん、多宝塔のそばには、あぶり餅の「嵯峨嵐山総本家大文字屋」さんがあります。あぶり餅は、1皿12本(630円)です。
清凉寺 右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 拝観所要時間:20分~60分
参拝自由 本堂庭園拝観料:大人400円 中高300円 小200円
11月30日まで霊宝館特別公開が行われています。(本堂共通 大人700円 中高500円 小300円)*駐車場(800円:ピーク時は満車の事が多いです)
この後は、宝筐院(ほうきょういん)、厭離庵の様子をお伝えします。次のぶろぐにて。
ご本尊は、正確には東大寺の僧が中国にわたり
如来像を模刻して持ち帰ったのです。
その際に、中国の尼僧が、五臓六腑を絹で作り
体内に収めたと言われてます。
実際に体内から発見されたものは
現存する世界最古の五臓六腑だそうです。すごい~。