MATSUTAKE で 鉄板焼き

我が家の近くに、こんな日本料理のレストランがある。




MATSUTAKE　・・・その下に書かれているのは　SUSHI　＆　STEAK。


・・・。

何で、寿司とステーキが一緒のお店になっちゃうのよ。

と、突っ込みながら、今まで素通りしてきた。
怪しい。。。が。
相方の「そろそろ自宅界隈の店は行き尽くした、ここいらあたりで入ってみる？！」という言葉に、満を持して。


入口は、京都の御茶屋さんを思わせるような雰囲気。
そして、いきなり店員さんに　「SUSHI（寿司）？　TEPPAN（鉄板）？」　と、聞かれて一瞬「？？」な我々。

あーなるほど、店内を見渡して分かった。
普通のテーブルで寿司、鉄板テーブルでステーキを出しているワケね。

寿司は・・・きっと、どこも変わらない「いつものあんな感じ」だろうから、鉄板にしよう～。



大きな鉄板があって、ここでシェフが焼いてくれるみたい。

相変わらずお吸い物にはレンゲ。
でも・・・味は和風じゃなくて、コンソメスープ・・・？！


おつまみには　枝豆　と　ソフトシェルクラブ　を。



枝豆は「至ってふつー」って味わいだけど、ソフトシェルクラブは美味しい！さすが地元。
ワシントンDCでは、このソフトシェルクラブ、通称 ”ブルークラブ” が有名な食材なのだ。
上海蟹みたいに、脱皮したてのブルークラブを殻ごと揚げて、サクサク食べる。


さて。
そうこうしていると、シェフがやって参りました。



あのー。なんか、雰囲気はすっかり日本料理じゃないんですけど（笑）。

そして、包丁テクニックを披露してくれる。
リズミカルに　「カカカンッカカンッ」　って叩いて見せてくれたり、
卵をサッカーボールのようにコンコンはね上げて見せてくれたり。

包丁テクニックが終わったら、タマネギを積み上げて・・・　




「ファイぁーー！ヒュウッ！」　って。
テンション高っ！しらけるのも何なので、我々も一緒に「イエー！」って盛り上がってみる。


さて、肝心のお味は。

私のエビとホタテ。「・・・ソースがBBQ味だよ。ホタテもエビも味が全部一緒になっちゃった。」
相方のステーキ。「・・・なんか、アレだな、白木屋とかの、サイコロステーキ。」

当然、写真なんて撮る気になれず。


まま、まぁまぁ。
きっとエンターテイメント的なお店なんだろう。
後ろの鉄板テーブルでは、子供たちが、キャーキャー喜んでいるんだもの。


そして。
分かっていながら、チャレンジ精神というかリサーチ精神で頼んでしまう日本酒も、やっぱりか・・・。



ここも大手。　いつも見かける 白鹿　だ。
今んとこ、一番多く見かけるのは、この銘柄だなぁ。

「ベタっ」としてないから、アル添のお酒ではないだろうけど、アルコールがキツイよ～。
・・・って、それも注文する前から分かっちゃいるのだが。。。


ちなみに、現地の友達曰く、
この界隈やワシントンDCの ”Japanese Restaurant” は、ほとんど 韓国人 がやっているそうな。
（他の州はどうか知らないので、あしからず・・・）


日本人である自分にとっては、韓国人も中国人もスグに見分けがつく。
でも、アメリカ人にとっては、アジアンなんてみんな同じなんだろうなぁ。
（ハングル文字のラベルの韓国焼酎を、ジャパニーズサケと言われた時はビックリしました。）

これじゃあ・・・ねーーー。


間違った日本文化・・・どこまで行ってしまうのか。