台風14号も雨風たいしたことなく済んだようで良かった。
それにしても珍しい、まるで私のように気の弱い台風で、何が怖かったのか、
急にUターン、南下して生まれ故郷に帰ってしまうという。
後続の15号以下の弟か妹たちに、このコースは気持ちが良いよ、第一、日本人に
喜ばれるよと伝えて欲しいものだ。
このところの私の日記は、いつもコロナばかりなので、今日は意識してコロナを離れて、
我が家のピーちゃん(セキセイインコ、雌、2歳半)のことを書いてみよう。
我が家に来て2年半になる。メスでこのところいささか顔や特に目尻にしわが出てきた
ようだ。インコの寿命は10年位だそうから、人間の年にすると幾つ位になるのだろうか。
私のエサのやり過ぎ,可愛がり過ぎと言われているのだが、家に来てから既に先月の26日で
74個の卵を産んでしまった。なるほどこれだと生みすぎで老けるのも早いのかも知れない。
今は獣医さんから男性ホルモンを処方されており、卵をあまり産まないように1日2回服用
している。それでもまだ私の懐へ入りたがる。この行為が作巣の行為につながるからと
止められているのだが、私も彼女もなかなか止められない。
インコなのに話が出来ないのが残念だ。インコは、人間と違ってメスは無口だそうだから、
やはり無口な私とはアイコンタクトやボデイコンタクトで気持ちを通じ合っている。
1日の多くを私の左肩で過ごしているが、あの小さな体で、あのとても小さな頭で何を考え
ているのか分からないが、よくもこんなに慣れてくれるものと愛おしく嬉しくなる。
腕などに止まっている時、彼女の足から伝わる暖かさ、生きている脈動は、どんな縫いぐるみ
でも味わえない生命の感触には、心が温まるし感動さえ覚える。
前に私も飼っていたことがあると言う知人方は多いが、皆がついうっかり逃げられてしまったと言う。
あんなに慣れて可愛がっていたのにという複雑な感情だったろうが、それが彼女等の本能であり、
外界の厳しい環境で生きていけるかしらと心配ではあるが、その方が幸せだったのかな、それとも
不幸だったのかなと思いを馳せてしまう。
うちのピーちゃんも、まさか逃げ出すとは思ってもいないが(知人方もみなさんそうだったらしいが)、
私の肩に居た方が彼女は幸せだろうと思っている。
うっかり窓や戸から外へというのに十分気をつけようと思っている。
しかし私もついうっかり肩に乗せたまま庭へ出ようとしてしまったり、夕刊を取りに出そうになって
しまったりする事が時々ある。
果たしてこの幸せはいつまで続くのかしら、何時までもと祈る気持ちである。
ピーちゃんの平均寿命と人間の男性の平均寿命との競争でもある。
出来れば私より長生きしてくれれば良いなぁと思っている。