2年前にゴルフを始めた頃、
様々な情報媒体でプロが口を揃えて仰っていた
「スイングのパワーは下半身で生み出す」という教え。
中々体現出来ず、随分と肩や腕、背中の筋を痛めました(^_^;)
ここ1年くらいで漸くその意味が会得出来て来ました。
なるほど、下半身のパワーは偉大です。
下半身を使う事を覚えてから、飛距離は350を超えるようになりました。
考えてみれば僕の80キロ前後の身体を
両足は毎日支えている訳ですから、必然筋肉量も相応に配分されている。
人体って素晴らしく理に適っています。
全身の約50%の比率で下半身に集約されている筋肉。
それを上手く使わなければ飛ぶ訳がありません。
ただレッスンプロの方(全てではありませんが)の
教えは、飽く迄もレッスンを受け続けなければ中々身に付くものではなく、
日々の反復練習をレッスンプロ監修の下、行う必要性があります。
よほどボディコントロールに秀でた人間でない限り、
または長く下半身を合理的に使うスポーツに身を置いていない限り、
一口に「下半身を使え」と言われただけではピンとこない筈。
下半身を使えと言われてしまうと上半身が疎かになりがちで、
上体が遅れてるとか、手の角度が云々とか言われるとまた、
下半身への意識が薄れたり。
押しなべてスポーツの世界は奥が深い。
同時に、己の身体であるにも関わらず、使いこなす事のなんと難しい事でしょうか。
僕なりの理論ですが、何事もまず
理想とする全体像を的確に把握する事が重要だと思います。
ただそれは、いきなり素人がプロのスイングを真似るというのではありません。
それは不可能です。
物理の話にしてしまえば、案外客観的に俯瞰出来ます。
スイングの一部始終をまず捉える。
次に各パーツに分ける。
・アドレス
・テイクバック
・トップオブスイング
・ダウンスイング
・インパクト
・フォロースルー
・フィニッシュ
上記しただけでも7つのパーツに分ける事が出来ます。
それぞれの役割・注意点・物理的な運動法則を
日々の練習に照らし合わせて分析します。
パーツ毎の理解がしっかり出来れば
バラバラだったパーツを再度組み立てます。
そうすれば…はい、ギクシャクしたスイングの出来上がりです(←オイ)
しかし、最初はギクシャクして当然でしょうし
間違った理解でスムーズに動けても、それは練習にすらならないただの運動ですから
ギクシャクの原因を次のステップで考えるようにすれば良いだけです。
そして、そのギクシャクの原因は往々にして
自分の身体の可動域に負担が掛かっているから、が多いでしょう。
そこでまた考える訳です。
またプロのスイングをじっくりと見る訳です。
で、僕は1年前に気付いた事があります。
ゴルフスイングって、意外と「下半身を使ってるように見えない」のではないか?と。
飛ばし屋の方には物凄い筋量を持つ人がいますから、
そういった「上半身の筋肉」に目がいってしまい、
肝心要の下半身に注意が向いていなかった。
盲点でした。
知れば知るほど、ゴルフスイングって、そして飛ばしって
奥が深いです。
左足の踏込み
右足の蹴り
股関節の正しい動き
それらを知る事が本当に大事で、且つ
それらを知る為には正しい理論を身を以て体現する必要性があったんだと
心底感じました。
飛ばす為には徹頭徹尾、下半身。
下半身の重要性を知る為にはまず全体を知る。
全体を知る為には、自身の間違ったスイングを分解して修正する。
まだまだ道半ばですが、日々目から鱗でやめられまへん。
やっぱりプロって凄いや…