２０１４年シーズン終了、雑記

９月７日のＬＤＡＡ山口大会で完全にぶっ壊れた僕の右腕。
いや、それ以前にぶっ壊れてましたが(笑)

つづく…と書いてほったらかしになってたので
誰も望んでいない続きを書きます。

べ…別に頼まれたから書くんじゃないんだから…勘違いしないでよねっ！

び…備忘録だって言ってるでしょ！


さて、バカな腕相撲大会で自業自得の重傷を負いながら、
どうしても治らず、そしてどうしても諦められず、
色んな思いを抱いて悶えている僕の姿を見かねて
師匠が山口まで愛車に乗っけてってくれると言ってくれた。

渡りに船、渡りにベンツですｗ

右腕の状態は、正直、医者から一切の稼働を禁じられる程のものでした。
そしてその診断に見合う以上の激痛が、寝ても覚めても続くものでした。
曲げても伸ばしても息が止まるくらい痛い。

でも、そんな事で貴重なシーズンを棒に振るのは勿体なさ過ぎる。

なので一つだけ、心に決めて出場を決意した。

この痛みを凌駕するだけの気迫を身に付けてやろう、と。


遠い地で僕の身を案じながら、
そして僕の情熱を何より尊重しながら待っている人の事を考えた。
それだけを想った。

次第に痛みに対する怒りが湧きあがり、アドレナリンが溢れる。
闘志に火が付くのが分かる。
ただで帰ってなるものか、という今まで経験した事のない覇気が湧いた。


カレーを食うスプーンですら重く感じる状態だから、
ドラコン用の長尺ドライバーが軽いはずがなく。
素振りを１回やってみるも、鉛でも振ってるかの如く重い。

９月とはいえ炎天下、焼け付く暑さを超える熱が右腕に籠る。
痛みと熱はもとより、なんだかもう動かなくなってきてさえいる。
こうなったら意地でも、左腕一本でも、喰らいついてやると思った。


痛み止めを飲んでも消えない痛み。
多用した為に意識だけが朦朧とする。
そんな中、もう自分の出番が来た。

グリッドに立つ。
与えられたピンクの試合球が霞む。
やけにデカく見えるし、やけに重そうに見える…。
どう打っても、どう叩いても飛びそうにない。
飛ぶイメージが湧かない。

緊張はもはや激痛で消えてる。が、一緒にきている師匠や仲間の声も聞こえない。
ただあるのは、目の前のやけにバカでかく威圧感満載の試合球。
何がどうなってしまったのか、訳が分からなくなった。


ただ忘れずにグリッドに持ち込んだのは、一つの想いでした。
それは皮肉にも激痛が僕に刻み込んだものだった。
「こいつを凌駕してやる」

怒りを込めて、そしてこれまで僕を支えてくれたパートナーへの想いを込めて、
６球全部マンブリでぶっ叩いてやった。

結果としては、幸いに決勝リーグへと進む事が叶いました。

しかし言い訳はしたくないですが
決勝ではもはや右腕はぶら下げているのがやっとの激痛。
飲み物を販売していたお兄さんに頼み込んで、氷を分けて貰い
最後まで冷やし続けていたんですが…

決勝では敢無く敗退してしまいました。

この山口大会で僕の２０１４年度は終了しましたが、
ハッキリ言って悔いなしです。

開幕戦から色々とありましたが、
最後に僕は、今までなかったものを身に纏う事が出来たからです。

肉体の苦痛を凌駕する、精神力。
僕はこれを闘志だと思っています。

その闘志は、一朝一夕に得たものではなく
艱難辛苦を共にしてくれたパートナーへの想いがあったればこそ。

敗けて悔いなし、とはいかない。
クソッタレという思いは絶対に消せない。
だけどそれでも今シーズン最後に手に入れたものは
今までの自分に存在しなかったもの。

確実なる強さだと心から思えた。

来シーズンは…なんて温い事は言わない。
一刻も早く、あの猛者たちに立ち向かえる技量を、パワーを、手に入れるんだ。

休みたいだなんて一切思わない。
ウズウズしてる時間が勿体ない。
常に動いていないと気が狂いそうだ。

強くなる。僕は確実に、強くなってやる。