今日練習してて、50球過ぎた辺りから何か違和感を感じた。
愛刀・cobraロングトムは、芯で捉えれば捉えるほど、武骨な音がする。
芯を外さない限り、甲高い音や抜けるような音は決して出ない。
それはよく分かっている。ずっとコイツばかり振って来たんだもの…。
でも何だかいつもは出ない甲高い音がする。
芯は外していない。ミート率はどれも1.5を超えている。
隈なくヘッドをチェックすると、見つけてしまった…。
とうとうこの日が来てしまったと思った。
ヘッドに1センチ程の亀裂が走ってる。
フェースではなく、ヘッドの裏側。
インパクトの衝撃・ストレスが突き抜けたのか…。
何とも言えない気持ちになった。
1年に満たない付き合いだったけど、この愛刀とは濃密な時間を過ごしたもの。
心に大きな穴が開いた気がした。
もう振れないと思うと、練習に来れない事よりもコイツを失う事に
表現しようもない気持ちに苛まれた。
我が家に届いたとき、確かにこんな日が来る事への不安は感じた。
飛距離に特化したヘッドとはいえ、かなり薄く軽いヘッドだったからだ。
耐久性はそれほど高くない事は、手にした時に分かっていた。
でも、それでも辛い。
シーズンが終わるまで、ずっと耐えていてくれたかと思うと
センチな話だけど涙が出そうになる。
正真正銘、コイツは愛刀だった。
形あるものはいずれ壊れる。
分かってはいるけれど、どうしたって悲しいものは悲しい。
このままという訳にはいかないから、いつかはヘッドを換装するだろうけど、
コイツを捨てる気にはなれない。