ドラコンだからドラゴン、ってわけでもないけど
ドラゴンって、古来から特にアジアでは英雄の代名詞になっていて
実在しないのだろうけど、人は憧れを龍という形で表した。
ちなみに、
「竜」はまだドラゴンの中でも若く、または小柄なものを言い、
「龍」の方は巨大な翼を持つ、大きなドラゴンを表すそうです。
これ豆な。
『雲蒸竜変』って四字熟語は、
雲が群がり昇るにつれ、蛇が竜となって天に昇る意。
時流に乗じて、英雄・豪傑が大活躍する例え。
…とある。
今は僕はまだ蛇かも知れない。
だけど、上を目指して群雄割拠するこのフィールドは
正に雲蒸竜変の機を虎視眈々と狙い合う世界だと思った。
なのでタイトルをちょっと前に変えた。気合い入れ直す為に。
ライバルたちが未だポイント争いに心血を注ぐ中、
日本大会の話をしてるとぶん殴られそうだけど
8月の大会は、僕が龍となるか蛇のままかの分水嶺だと言える。
キャリア、戦歴、技術、場数、練習量、そして経済力。
全てにおいて僕にはハンデがある。
だけど今まで、ハンデのない戦いなんてあったか?皆無だ。
敢えて僕が誰よりも先んじていると胸を張って言えるのは、
ハンデの中で悪戦苦闘しながら戦って来た特異な経緯だと自負する。
もう一つ言うなら、僕のゴルフ歴=ドラコン歴、つまり丸3年だ。
誰のレッスンも受けちゃいない、教材なんて買った事もない。
Youtubeの様々な動画を何万回と観て、我流でスイングを組み上げて来た。
(勿論、決勝に残るようになってからは今の師匠と出会ったが)
それでも並み居るライバルたちと、恥ずかしい戦いをした覚えはない。
それだってハンデと言えば、ハンデなのかも知れないな。
でも、過去の積みあげてきたそれらは、今や僕のプライドとなった。
ピンチをチャンスに、ハンデを武器に変えて、今まで何とかやってきた筈だ。
色んな支えを背中に受けて、戦わせて貰った筈だ。
気持ちで負けるな。
僕の持つ武器は、他の誰も持ち得ない武器だ。
それに
僕の身体はちょっとやそっとの事で敗けるような、生易しい鍛え方はしちゃいない。
何よりこんな状態に陥っても、こいつらは僕の闘志をエサにして何度でも立ち上がる。
才能、センス、そりゃ確かに重要だ。
だけどそれ以上のものを自分達で見出し、叩き上げてきた選手たちこそが
最後の舞台に立てるのだと強く感じる。
自分を信じろなんて陳腐だ。
だって最初にこの道に乗り込んだ時に、全ての覚悟は決めてある。
言うなれば、最初っから己を信じ切って突撃したんだから。
自分を鼓舞しろ、自分をもっと燃え上らせろ。
誰かに勝つ為じゃない、初志を貫け、己に完全勝利して見せろ。
下らない人生にしてしまった過去の己を、叩きのめして見せろ。
笑われてもここまで来た。
脅しめいた暴言にも敗けなかった。
妬み?嫉み?遠吠えだそれは。
笑いながら、ありがとうと言おう、栄養をくれてサンキュー。
自分が出した答えが正解かどうかは、この先にある。
このまま突っ走れ!!
蛇から竜へ、竜の群れから抜きん出て、龍へ進化しろ!!!