「習ったら、あとは慣れろ」

いつまで経っても聖杯を探し続けてる風を装いながら、
自分の頭を使う事は断固として嫌がり、
自分の手を動かす事は頑なに拒否し、
最小限の、まさに小銭だけを費やして何億ものお金を欲しがるバカ。

残念ながら、今の日本のトレーダーの実に９割程度がそんなカンジの人たちです。
だから世界中からザコ扱いされ、カモにされるんです。


自動で稼いでくれると言われる、トンデモガラクタツールに明日の生活費を賭けちゃう人。
詐欺師以下の、低級霊みたいなクソガキが安っぽい手法で売りつけてくるサインツールに飛びつく人。
んで、知った風な口聞いちゃう人。

「ここの三尊が～」とか。
「ここで三空が発生してるから～」とか。
１分足で三尊も三空もクソもねぇわ。

「ラインブレイクした！」って、そのラインになんの意味があんだよ(笑)
「ここの抵抗帯が～」って、そんなもんねぇよ。

ホンマに勝ってんのかよ、そんなんで。
まぁ勝ってねぇんですよ、そんな奴らは。


ケンカの格言に「習うより慣れろ」ってのがあります。

別にそれと全く同じだなんて言いやしませんが、物事に「絶対的な教え」なんてないと思った方が良いです。

例えば、ボクシングで「ヘビー級チャンピオンに試合で勝つ方法」
なんてノウハウ本が、この世にあると思いますか？ないですよね。

ゴルフの世界でもイヤになるくらい出会ってきました。
「どうやったらそんなに飛ばせるようになるの？」って聞くだけ聞いてくる人。

教えたところで、一朝一夕にやれるわきゃないんですよ。

勿論、基本となる教科書みたいなものは何にだってあるワケで。
そこで「基本を学ぶ」という工程をスッカリすっ飛ばして、応用もクソもないんです。

結局、あとは自分で汗かいたり恥かいたり、泣いたり喚いたり、
のたうち回って独自に体得するしかないんですよ。
要は、経験を重ねて「慣れる」のが一番良いってこってす。


さらに言えば、教科書通りの殴り方やゴルフスイングをず～っと続けてたんじゃあ、
今度は独自性も何も育たないもんで、いつまで経っても１流にはなれやしません。

１流とは、守破離の「破」を超えた人間たち。
超１流とは、守破離の「離」を超えて独自の技を磨き上げた達人たち。
少なくとも僕はそう思います。

だから、何をするにしても「誰か教えて～」なんて甘ったれた事は考えもしません。
そんな付け焼刃では満足できないという自分の性格を、僕はよく知っているので(笑)


自分にとって大きな夢や願望を叶える為には、
必ずそれ相応の痛み・苦悩・工夫・対価などが付きまとうものだと思っているからです。

そのプロセスこそが、夢を叶えるに相応しい器に仕上げてくれる工程だと思っています。
つまりその期間なかりせば、砂の器に、偽物の黄金を入れるチンケな人生になっちまうってなもんですよ。

もっと言えば
その苦悩に満ちたプロセスこそが、実は一番面白い。

喉元過ぎてしまったら、それがきっと体感できると思いますよ。
逆に、寂しさを覚えるくらいに。